ヒカキン設立の「コロナ医療支援募金」が3日間で2億円突破 発揮される“YouTuberの本気”

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2020年05月26日 09:51  リアルサウンド

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動画サムネイルより

 人気YouTuberのヒカキンが5月25日、Yahoo!基金と協力し、自身も1億円の寄付を行って立ち上げた「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」について、約3日で募金が2億円を突破したことを報告する動画を公開した。


(参考:はじめしゃちょー、ヒカキンが立ち上げた“コロナ医療支援募金”に1千万円寄付 「偽善者と呼ばれても構いません」


 動画公開時点で、寄付人数は約18万人。冒頭、ヒカキンはこのことに触れ、「もちろん、金額もうれしいんですが、何より18万人という18万人という方に協力していただけたことが本当に嬉しいです!」として、「本当にありがとうございます」と深々と頭を下げた。


 「やっぱりこういうときは、みんなで一丸となって助け合うことが大事なんだなと、そう感じました」とヒカキン。そして、「今回のこの活動では、YouTuberの本気を出しきりたい。そして、インターネットを通じて、ここまでやってこれた僕の力を発揮して、ネットの本気も出しきりたい。そう言いましたが、それがたった3日間で実現したなと感じています」と語った。トップYouTuber、インフルエンサーのほか、有名スポーツ選手に企業経営者など、ヒカキン自身も「信じられないくらい」だという多くの影響力を持つ人々が、その思いに賛同。ヒカキンは「感無量です」として、再び頭を下げた。


 ヒカキンは以前から、社会貢献活動に力を入れている。昨年10月、台風19号が猛威を振るい、全国的に大きな被害を出した際には、いち早く募金の方法をまとめた動画を公開し、実際に100万円を寄付。そして、「僕ひとりの100万円よりも、いま見てくださっているみなさんの100円のほうがすごい力を持っています。もしいま見てくださっている100万人の方がひとり100円ずつ募金したら、それで1億円になります」と語っていた。


 今回の動画でもわかるように、ヒカキンは「自分がいくら募金をするか」ではなく、「自分の影響力で、どれだけの人をポジティブな方向に動かすことができるか」にフォーカスしており、その上で「動かした自分」ではなく、常に「動いた人」を讃える。若年層から圧倒的な支持を受けるトップYouTuberが、こうした姿勢で善意の輪を広げていることには、小さくな意味があるだろう。


 ヒカキンは動画の最後に次のように語り、あらためて視聴者に協力を呼びかけた。


「緊急事態宣言も解除され、これから外出も、いまよりもっとできるようになっていくと思いますが、これからも油断はできません。僕らの日常が戻りつつあったとしても、患者さんが一人でもいるうちは、そこで危険を顧みず、命をかけて治療を続けてくださる医療従事者の方々らいらっしゃいます。なので、まだまだ引き続き、医療従事者の方への支援が必要です。引き続きの募金と、この活動の拡散をよろしくお願いいたします!」


 なお、「コロナ医療支援募金」は1円から寄付することが可能。寄付の方法は「クレジットカード」「Tポイント」「SoftBankスマホ」の3種類から選択することができ、募集期間は6月末までとなっている。


(向原康太)


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