新型コロナウイルスの影響で学校に行けなかった分の学習はどうなる?子どもたちへの「学びの保障」とは

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2020年05月26日 14:31  ママスタジアム

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新型コロナウイルスの影響で、昨年度末から新年度が始まってもなお、子どもたちが学校に行けない状況が続きました。2020年5月14日には一部の県で緊急事態宣言が解除されました。緊急事態宣言が解除された地域では休校が解除されるところもあるでしょう。しかし約2ヶ月に及んだ休校によって子どもたちの学習には少なからず遅れが生じていることになります。

2020年5月15日、文部科学省から「子どもたちの学びの保障」について方向性が出されました。
(参考:令和2年5月14日 新型コロナウイルス感染症対策本部(第34回) | 令和2年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ)

子どもたちへの「学びの保障」とは




文部科学省の発表から、主な内容をご紹介します。

新型コロナウイルスの感染対策をしながらの対応


学校・家庭・地域が連携して、子どもが誰も取り残されないよう最大限に学びを保障するという考え方が示されています。

今後も休校が解除になり子どもたちが登校できる状態になっても再び、新型コロナウイルスの感染が拡大する可能性はあるでしょう。もしまた休校という状況になったとしても子どもたちが勉強できるようにICT(情報通信技術)を利用した教育環境を整える準備をすることが教育現場に求められているようです。

また政府から提示されている感染防止策「新しい生活様式」は、学校生活にも適用されるようになるとのことです。臨時休校や分散登校をする期間、家庭環境が複雑である子ども(例:家庭で虐待を受けている可能性がある)については登校させるといった柔軟な対応も行われることとなります。

最終学年および小学1年生に配慮する


進路を決めることになる小学6年生、中学3年生、高等学校においては高校3年生が優先的に学校での勉強を開始できるように、配慮することとされていました。中学・高校・大学を受験する子どももいるでしょう。将来の進路を見据えた準備をする子どもたちに対するケアをしよう、ということですね。さらに最終学年以外の子どもたちについては、学校での勉強に慣れていない小学1年生についても登校できるように配慮すること、となっています。
(参考:文部科学省「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知) 」)
学びの環境はこのように考えられています。しかし今まさに子どもたちの学習の遅れを気にしている保護者の方々は少なくないでしょう。夏休みを減らす、土曜日も登校させるといった対応をとる予定の自治体も出ていますが、2020年度中に予定していた学習内容を終えることができない場合の対処も示されています。

2020年度中に予定していた学習内容の指導を終えることが難しい場合は


各学校において当初予定されていた学習内容の指導を年度内に終えるように努力をしても指導を終えることが難しい場合の対応が、以下の内容です。

2021年度、2022年度までの教育課程を見直し、教育課程を再編成する


2021年度、2022年度までの教育課程(子どもたちが勉強する内容)を見直し、2022年度までの教育課程を含めて再編成する可能性があります。

例えば小学2年生の場合、年度末までに予定していた小学2年生の学習内容を指導できない、と判断されたら小学4年生までの学習内容の見直しが行われることになります。次の2年間をかけて休校中の勉強の遅れを取り戻していこう、というわけですね。

学校でしかできない学習内容を重点的に行う


プリントやドリルなどの教材があれば個人でも(自宅でも)できる勉強もありますね。国語の音読や算数のドリルといったものが該当するでしょうか。しかし友達と机を並べてときには競い合いながら勉強する環境は、家庭では得られないもの。個人でもできる学習内容についてはICTなどを活用して行い、学校に登校するときは”学校でしかできないこと”を重点的に行うことになりました。

個人で行う学習についての指導も丁寧に行うとのことです。もし学習内容を理解できていない子どもがいる場合は補習などの対応がとられることになります。

家庭および学校のICT環境を最大限利用する。経済的な問題のある家庭へは学校が支援を


自宅でも個人で行うにあたっては、家庭や学校のICT環境を最大限利用することが求められています。また経済的な問題によってICT環境を準備できない家庭においては、学校が支援を行うことともされていました。具体的にどのような支援が行われるかは学校によって異なるようです。
(参考:文部科学省「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知) 」)

「数年かけて学習の遅れを取り戻す」方針に対するママたちの受け止め方とは




これらの方針に対し、ママスタBBSでも、賛成や反対の意見や、心配なことなどのコメントが寄せられています。

賛成!現実的な方法では

『なるほど。それが一番いいと思うよ』
『これが一番現実的で妥当な案だね』
『次年度からの教科書も変わってくるから、子どもたちへの負担もなるべく少なくと考えてくれてるね』
ママたちからは次の2年間をかけて勉強の遅れを取り戻す方法について、ポジティブに受け止める意見が寄せられました。新型コロナウイルスの影響によって学校が休校になってしまったことは、子どもたちには何の責任もありませんよね。子どもたちにしわ寄せが行くことは親としては避けたい事態でしょう。学習内容について再考してもらい時間をかけて遅れを取り戻せる対策が打たれることを、ママたちは前向きに受け止めていました。

差が生まれるのでは?不公平かも

『小学校とか低学年は良いけど、学年が上がるほどしわ寄せが大きいよね』
『地域によってまちまちになるのかー。うち転勤があるからやだなー』
『理解できない子たちが置いてけぼりにならないようにしてほしいな』
『転校したらどうなるの? 高校へ進学した場合は? 学校によって進み具合は違うんじゃないの?』
次の2年間をかけて勉強の遅れを取り戻す方法には、全面的には賛成できない、と考えるママたちもいました。学校によって対応の差が出てくることについて不安を感じているようです。例えば年度の途中で転校した場合は、転校前と転校後の学校の勉強の進み具合に開きがある可能性もありますね。公平ではない状況が生まれてしまうでしょう。

受験生たちはどうなるの?

『受験がどうなるのかも合わせて通知しなきゃだめだよね』
学校が休校になったことで影響が出る中学3年生の高校受験については、文部科学省から子どもたちに不利な状況にならないように、との通知が各教育委員会に出されていました。

部活動、大会ができなくなったことによってスポーツ推薦が受けられなかった、という事態にならないために、参加することができた行事での評価となるようです。休校による出席日数が減っていること、学習が進んでいないことを踏まえて入試選抜試験の問題を作成することとされています。
(参考:文部科学省「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について(通知)」)

学校と家庭が協力しながら子どもたちの学びの機会を確保していこう


次の2年間をかけて子どもたちの勉強の遅れを取り戻す、という対策が出されました。2020年度に子どもたちが登校するときには学校でしかできないことが重点的に行われていくかもしれません。これからは学校と家庭が協力しながら、子どもの学びの機会を確保していくことになるのではないでしょうか。家庭でも学びの機会を作る準備をしておいたほうがいいかもしれませんね。

文・しのむ 編集・しらたまよ

(※この記事は2020年5月15日時点の情報を元に作成しています)

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