新聞社にジャーナリズムの矜持があるのなら、黒川検事長と賭け麻雀した自社の記者を解雇すべき

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2020年05月26日 21:12  日刊サイゾー

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写真「週刊文春」(文藝春秋)2020年5月28日号より
「週刊文春」(文藝春秋)2020年5月28日号より

今週の注目記事・第1位「現場スクープ撮 黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」(『週刊文春』5/28号)

同・第2位「安倍の『火事場泥棒』すべて書く/どさくさ紛れの『年金75歳支給』」(『週刊ポスト』6/5号)

同・第3位「『小池知事』が導く『死のロードマップ』」(『週刊新潮』5/28号)

同・第4位「昭恵夫人『森友3ショット』見た国有地担当者が口を開いた」(『週刊文春』5/28号)

同・第5位「稲川会が『特殊詐欺に関与したら破門』の裏事情 一斉配布された異例の文書」(『フライデー』6/5号)

同・第6位「遺体管理学者伊藤茂教授が告発する『コロナ死』を隠す闇葬儀」(『FLASH』6/9号)

同・第7位「『レムデシビル』効果なし『アビガン』副作用なら『フサン』がある!」(『週刊新潮』5/28号)

同・第8位「NHK“朝の顔”『近江友里恵アナ』がひた隠す『15歳年の差婚』」(『週刊新潮』5/28号)

同・第9位「『石田純一』が語る『肺炎地獄』からの生還記」(『週刊新潮』5/28号)

同・第10位「沢田研二 志村けん『50年友情』」(『週刊文春』5/28号)

同・第11位「あゝ、甲子園中止!」(『週刊朝日』6/5号)

同・第12位「『唾液ストレッチ』でウイルス“退治”」(『週刊朝日』6/7号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 昨日(5月25日)、東京、神奈川などの緊急事態宣言も解除され、全国で少しずつだが、日常が戻りつつある。

 今朝のワイドショーでは、東京の主要駅から生中継で、混雑状況をレポートしていたが、ほとんどのところが、多少通勤客が増えたかなという程度だった。

 テレワークが増えたことと、多くの企業が5月一杯、社員に自宅で仕事をするように決めていたことがあるのだろう。

 それに、インタビューで多くの人が語っていたように、「まだ恐い」という意識が強いのであろう。

 安倍首相は、各紙の世論調査が軒並み20%台に落ち込み、早く経済を元に戻さないと、党内からも反発が出て、辞任に追い込まれかねないという危機意識があるのだろうが、これから来るであろう新型コロナウイルスの第二波は、これまでとは違うもっと深刻なものになるという“確信”があるのではないか。

 早く解除しないと、ずるずるこのままいってしまう。それに対する恐怖感が、1週間早い宣言解除になったのではないか。

 しかし、世界からは、何も対策もせず、ただ馬鹿の一つ覚えのように「自粛」「STAY HOME」と繰り返すだけで、感染者数はやや増えたが、死亡者数は800人を少し超えたぐらい(それもほとんどが60歳以上の高齢者たちである)で収まっているのは「奇跡」だといわれているが、日本人のほとんども、今の数字には実感がないと考えているはずだ。

 なぜなのか? BCG接種効果なのか、毎年、中国から多くのインバウンドが来ているため免疫ができているのか、致死性の弱いウイルスだからか、清潔好きの国民性のゆえなのか、日本のような高温多湿にウイルスが弱いからなのか。

 こんなはずはないと、私を含めて、多くの人間が疑心暗鬼になっているはずだ。

 だから、解除といわれても、喜んで外に出る気にならないのだ。

 朝日新聞DIGITAL(5月26日 11時00分)は、世界のメディアが驚いているとして、こう伝えている。 

――米誌フォーリン・ポリシーは日本の新型コロナ対策について「何から何まで間違っているように思える」と指摘した上で、それでも現状は「不思議なことに、全てがいい方向に向かっているように見える」と伝えた。「中国から大勢の観光客を受け入れてきたことを考えると、この死者率の低さは奇跡に近い」「日本がラッキーなだけなのか。それとも優れた政策の成果なのか、見極めるのは難しい」との見方も示した。

「不可解な謎」と題した記事を配信したのは、オーストラリアの公共放送ABCだ。公共交通機関の混雑ぶりや高齢者人口の多さ、罰則を伴わない緊急事態宣言を「大惨事を招くためのレシピのようだった」と表現。「日本は次のイタリアかニューヨークとなる可能性があった」と指摘した。

 海外ではこれまで、英BBCが「ドイツや韓国と比べると、日本の検査件数はゼロを一つ付け忘れているように見える」と報じるなど、日本のPCR検査数の少なさを疑問視する報道が相次いでいた。米ブルームバーグ通信はこの点について、「第1波をかわしたのは本当に幸運」「(第2波が来る前に)検査を1日10万件できるように準備しなくてはならない」という専門家の話をまとめた。

 英ガーディアン紙は「大惨事目前の状況から成功物語へ」とのタイトルで、日本人の生活習慣が感染拡大を防いだとの見方を伝えた。マスクを着用する習慣▽あいさつで握手やハグよりお辞儀をする習慣▽高い衛生意識▽家に靴をぬいで入る習慣などが、「日本の感染者数の少なさの要因として挙げられる」と指摘している――。

 安倍首相や小池百合子都知事は、死亡者を低く抑えられたのは、我々の力だといいたいのだろうが、さすがに彼らも、専門家と称する連中も、狐につままれたようで、現実感がないから、そういい出すわけにはいかないと、ためらっているのであろう。

 私は、嫌な話だが、日本ではこれから新型コロナウイルスのパンデミックが起こるのだと思う。

 だが何度もいっているように、重症化しやすい高齢者や持病のある人たちには、これからもなるべく自粛をしてもらって、感染したと思ったら、すぐに検査し、感染が判明したら入院・治療するための、医療施設や医者、看護師たちがいれば、大量の死者を出すことはないと思う。

 健康な若者や壮年たちには、外へ出て働き、遊んでもらって、高齢者たちは今しばらく自粛してもらうという、2通りの「新しい生活」群をつくれば、新型コロナウイルスをそれほど恐れることはないはずだ。

 若者たちよ、壮年たちよ、街へ出よ、人と会え、仕事をしようではないか。

 ということで、今週の注目記事へ行こう。

 サンデー毎日では、植田耕一郎日本大歯学部摂食機能療法学講座教授が、唾液こそが健康のカギを握る多くの成分が含まれているとして、唾液ストレッチなるものを提唱している。

 唾液は、生体防衛機構、つまり、自己免疫機能という重要な役割を担っているというのである。

 唾液には、老化を防いだり、口の中に異物を発見すると、吸着して粘膜にくっつかないように防御してくれる「門番」の役割なのだというのである。

 そのためには口の中が乾かないようにしておかなければいけない。そのためのストレッチをやるといいというのだ。

 まず「ウー」「イー」と声に出し、頬を膨らませ、すぼめ、舌を思いきり前へ突き出して、唇の上下左右を舐めるのだ。

 たしかに、年を取ると、唾液が出にくくなり、誤嚥性肺炎になりやすい。このぐらいのストレッチを毎日少しの時間でもやれば、唾液が出て、免疫力も高まるというのだから、すぐにやってみようではないか。

 さて、ついに夏の甲子園も中止が決まった。監督から聞いて、泣きじゃくる高校球児たちの姿がテレビで流れたが、声を掛けることさえ出来そうもない。

 私も、高校時代には、硬式野球部に入り、一応甲子園を目指したことがあった。

 たしかに甲子園には真夏が似合う。週刊朝日によれば、100年を超える高校野球の歴史の中で、中止されたのは3度。

 18年の米騒動による中止、41年の戦時中の深刻化による中止、そして今回が79年ぶりの中止になるという。

 有望選手たちは、リトルリーグからリストアップしているから、スカウトたちは、この中止でも大きな影響はないという。

 だが、真夏の大観衆が見守る中で、普段の力を出せない選手もいれば、普段以上の力を発揮する選手も必ず出て来る。

 大舞台に強い、運を持っている選手を見出すことは、甲子園でなければできないはずだ。

 県では、独自に県大会をやり、優勝校を決めるというところも出てきてはいるが、ほとんどの県では、それだけのカネを出せないだろう。

 甲子園を経験せず、ドラフトで指名されて入団してきた選手たちが、どれぐらい活躍できるかも注目であろう。

 もっとも、甲子園に出られずに、プロ入りして活躍する選手も多くいるのだから、そう心配することはないのかもしれないが。

 ところで、コロナで亡くなった志村けんが、初主演するはずだった山田洋次監督の『キネマの神様』に、沢田研二が代役で出ることになった。

 志村と沢田が知り合ったのは50年も前になる。大スターだった沢田のショーに、まだドリフターズの付き人だった志村が、合間にコントを披露させてもらったという。

 その後、『全員集合』で国民的な人気者になったドリフの志村と沢田がコントをやりだし、これがバカ受けした。

 演出家・久世光彦(故人)の妻が、「沢田さんは志村さんをすごく尊敬していたので、引き受けた気持ちも分かるような気がします」と語っている。

 私は、沢田の映画は『太陽を盗んだ男』(79年)しか見ていないが、太って白髪、71歳のジュリーが、どんな演技を見せるのか、楽しみではある。

 石田純一(66)が新型コロナウイルスに罹り、一時は心配されたが、現在は自宅で隔離療養中だそうだ。新潮で、「肺炎地獄」から生還した経緯を話している。

 彼は、沖縄に冷麺店を経営しているという。4月12日に、その店に顔を出した頃から元気がなかったが、東京に戻った14日に熱が38・8度出て、カミさんが病院などに100回以上も電話したが、公的機関には全然つながらなかったという。

 結局、懇意にしている医者のいる病院に入院する。やっぱり、人生で持っておいた方がいい友人は、医者と弁護士だね。

 脈拍が160にまで上がり、息子に遺言をメールしたこともあった。肺がかなり悪く、医者も「だめかもしれない」と思ったことも。アビガンは入院初日から飲み始めたそうだ。服用前には「望んで投与の治療を受ける」という書類にサインした。

 ICUまでには入らないで退院できた。石田はタバコは吸わず、毎日5キロ走っていて、健康には気を使っていたそうだが、コロナは容赦ない。

 さて、テレビに出るというのは大変なことだなと思う。NHKの“朝の顔”近江友里恵アナ(31)のことだ。入社して桑子真帆の後釜として『ブラタモリ』のアシスタントをやり、有働由美子の後任として、『あさイチ』のMCになった。

 まあ、NHKによくいるタイプの女子アナだが、あまり出しゃばらないのがいいのか。

 浮いた噂もなかったというが、新潮によれば、昨年春に15歳も年上の局員と結婚し、夫は、仙台放送局に勤務しているそうだ。

 目出度いと思うが、あまりに年上のなので、近江の家族が難色を示したそうだ。反対を押し切り結婚したが、今度は、夫が、後輩の女性ディレクターと頻繁に一緒にいるところを目撃されているというのである。

 すわ、「青葉城不倫」かと新潮が駆け付けると、夫君は、当然ながら不倫などではないと否定する。真偽は定かではないが、いいじゃないの、ほおっておいてあげれば。

 石田純一も飲んだというアビガンだが、安倍首相は承認を急いでいるが、強い副作用もあり、効果なしという意見も多いようだ。レムデシビルというのはトランプ大統領が飲んでいると喧伝して有名だが、やはり有効性には疑問符がつくようだ。

 フサンという急性膵炎の治療薬に期待が高まるっているという。ウイルス感染を防ぎ、血液が凝固するのも防ぐ作用があることがわかってきた。

 今一つが、リウマチの治療薬であるアクテムラ。ウイルスの欠片が血管の内側に付着すると、免疫の働きを高めるたんぱく質が分泌されるが、過剰に働くと、血管内皮を傷つけたりする。アクテムラは、過剰に働くことを防ぐというのである。

 何でもいいから、早く治療薬をつくってほしいものだ。

 さて、安倍首相がPCR検査を増やすといってからどれくらいたつのだろう。いまだに進まないのは、一つにはPCR検査機器の数が少ないことがある。

 新潮は、全自動PCR検査が導入されれば、正確性も増すのだが、1台で800万円もする上に、厚労省所管の医療品医療機器総合機構が承認しないといけない。認可基準が相当厳しいため、なかなか導入できないと指摘する。

 この非常時、政府が主導してやればできないことはないはずだが、やる気がないんだろうな、安倍ちゃんは。

 志村けんや岡江久美子が新型コロナウイルスで亡くなったが、家族にも会えず、そのまますぐに火葬され、家族が会えるのはお骨になってからであった。

 有名人は隠しておくことはできないが、市井の人がコロナで亡くなれば、名前はおろか年齢、住所さえも、嫌がらせを恐れて公表されることはない。

 だが、そういう中でも、便乗して儲けようという輩は多くいるのである。

 FLASHによると、コロナ死を隠して葬儀を引き受ける業者がいるという。それは危険だと、遺体管理学の伊藤茂教授が憤っている。

 そうだろうが、私は、危険だからということで、業者を非難する気にはならない。遺族の気持ちを考えると、私だったら、そういう業者がいるのなら、多少高くても、お願いするかもしれない。

 たしかに、都内の葬儀社の中には、「このたび新型コロナウイルスで亡くなられたとしても、最後にご遺族と故人様が対面していただけるサービスを提供させていただくことに決定」したとSNSなどで告知するところがあるようだ。

 安全性を保証したエンバーミングという処理を行うというのだが、伊藤教授にいわせれば、大学病院レベルの専門施設であれば可能だが、民間では不可能だという。

 伊藤教授は、上場している葬儀社大手は、感染リスクを恐れて、新型コロナウイルスで亡くなった遺体は受け入れないそうだ。

 そうなれば遺族としては、闇営業だと知り、高くても、そうした業者に頼むしかないではないか。

 行政が、いち早く、コロナ死の遺体を扱う葬儀社を指定しておけば、こういう闇営業が出てくることはなかったはずだ。

 やはり、やる事なす事、遅すぎるため、あちこちにしわ寄せがきているのである。

 ところで、新型コロナウイルスのために、家にいることが多くなった高齢者を狙う「特殊詐欺」が急増しているという。新潮によれば、3月の都内の詐欺の被害は299件で、前年比で54件増。被害額は5億4184万円で、これも約1億2000万円も増えているそうだ。

 そういえば、アマゾンをかたったフィッシング詐欺も横行していて、朝日新聞DIGITAL(5月19日 5時00分)で、記者が騙された体験を書いていた。私のところへも「Amazonのアカウントを更新できませんでした」「24時間以内にご確認がない場合、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきます」というのが来た。

 更新しないとまずいと、あわててIDやパスワード、クレジットカードの内容を入力すると、万事休す。私はなぜか、そのままにしておいたのだが、これはひっかかりやすい。

 フライデーでは、指定暴力団の稲川会が、「特殊詐欺への関与を禁止する」という文書を、直参の組織に配達証明で送付したと報じている。

 中には、関与が明らかになれば、「破門・絶縁」などの厳重な処罰が下されると明記されている。この時節、暴力団もなかなかいいことをやると思うのは、考え違いだと、ノンフィクション・ライターの尾島正洋がいう。

 尾島がいうには、外出自粛などでヤクザのシノギは激減しているから、コロナに便乗した振り込め詐欺やオレオレ詐欺に入れ込んでいる。だが、17年9月に、特殊詐欺の被害者が「使用者責任がある」と、稲川会の清田次郎総裁らを相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

 今年3月に、東京高裁が約1600万円の支払いを命じた。そのため、組員の特殊詐欺でも、幹部に責任が及ばないようにするためのアリバイ作りだというのである。

 さて、赤木俊夫の遺書をスクープした相澤冬樹の連載は、赤木の上司の前任者で、籠池 泰典森友学園元理事長から昭恵との3ショットを見せられ、「コピーをとってもいいですか? 上司に見せますから」といった担当者が、重い口を開いたと書いている。

 当時、近畿財務局の統括国有財産管理官の前西勇人。彼は現在、総務課長。赤木の妻の雅子と相澤が待つ部屋に前西が来る。彼はこう語ってくれた。

「私は相手方と話をしたこともありますし、あの土地を貸し付けするところまでは、私は統括官という、本局の課長の立場で事案に関わっております」

 3ショット写真を見たのも私だと認めた。だが、その後は「お話しできません」と口を閉ざしてしまう。何をそんなに恐れているのか? 安倍が退陣すれば、この事件に関わっていた人間たちは、口を開くのだろうか。

 ところで、文春オンラインには、週刊誌に載らない面白い話が載っている。どうやら、ネットと紙を分けて販路を広げていこうという戦略らしい。

 今週も、コロナ感染で自宅療養中のテレ朝『報道ステーション』の富川悠太アナの奥さんが、大声で子供を𠮟りつける怒声が大きく、近所の住人が警察に電話して、何度か警察が駆け付ける騒ぎになっていることを報じている。

 富川が感染に気付くのが遅れ、『報道ステ』のスタッフたちに感染が広がり、テレ朝が本社を封鎖する騒ぎにまでなった。

 ジャーナリストとしての資質が云々されているのに、療養中に、奥さんの不祥事勃発では、再登板は厳しいかもしれない。

 もう一本は、有名芸能事務所、エイベックス会長の松浦勝人(55)が出版しようとした「自伝」を巡るドタバタ騒動である。松浦と親しい幻冬舎から出版する、担当編集者は箕輪厚介とかいう編集者。

 松浦は、自伝の中で、税金逃れのために偽装離婚したことを明かそうとしたが、弁護士にいわれて取りやめに。そりゃあそうだろう。

 そのため、自伝をまとめていた女性ライターには、幻冬舎から取材費も原稿料も払われないという理不尽な仕打ちの上、箕輪という男にセクハラを受けていたという暴露もある。

 出版界の裏が透けて見える、なかなか面白いものだが、これも週刊誌には掲載されていない。週刊誌しか読まないという読者もいるのだから、何とかしてほしいと思うのは、私だけではないはずだが。

 さて、東京も感染者がだいぶ少なくなってきたが、小池都知事の口から出てくるのは「緩めるな」という言葉ばかりである。

 私も東京都民だが、いつになったら解除されるのか、不安というよりも憤りの方が強かったが、安倍首相が東京を含めて、すべての都道府県の緊急事態宣言を解除したため、小池も嫌々であろう、解除したが、全面的にではない。

 新潮のいうように、解除してまた感染者が増えたら、7月5日投票の都知事選前に、小池の責任を問う声が上がるかもしれない、そのことを心配しているのかもしれないが、いい加減にしてくれといいたい。

 新潮は前から、小池のいう「病床逼迫」は偽りだと追及している。大阪の休業要請解除の条件の一つに、「重症患者の病床使用率60%未満」が7日連続で満たされればというのがある。

 東京では、新型コロナ対応ベッド数2000床に対し、入院患者は2619人で、ベッドに対する割合は131%(4月28日現在)とされていた。

 これでは解除は無理だと思うが、5月11日に都の感染症対策課に聞くと、都内の入院患者は1832人とあるが、この中には退院者も自宅療養や宿泊療養を解かれている人も含まれている。その上、病床も3300床にまで増えているというのだ。杜撰な数字をもとに、医療崩壊を捏造していたといいたくもなる。

 新潮が先週この数字を報じる前に、東京都はひっそりとHPの入院者数を1320人に修正していたそうである。

 そうだとすれば、3300床の使用率は40%、重症者に限ると13%に過ぎないと、新潮は主張している。解除していい数字であるが、さる都の幹部職員は、日頃細かなデータに目を通す知事が、病床使用率のデータの誤りに気付かないはずはないという。

 さらに5月15日に、小池が発表した解除するための「ロードマップ」には、「総合的な数値目標に、重症患者のベッド使用率が入っていません」(経済アナリストの森永卓郎)。

 新潮がいうように、医療体制の維持が肝要であるなら、病床数という分母は不可欠のはずだが、「病床使用率を解除判断の指標にすれば、これまでの水増し演出が、すべて白日の下に晒されてしまいかねない」(新潮)からではないか。

 このままいくと、全面解除は、早くても7月半ばになるというのである。やれやれだ。

 そうなれば、レナウンのように、900人余りの従業員と、3000人を超える嘱託従業員とその家族が路頭に迷う企業が、これからも次々に出てくるだろう。

 さて、腹の立つことばかりが多い。4月22日のスポニチを見ていたら、ホリエモンこと堀江貴文が、今度の都知事選に出るのではないかと報じていた。

 何でも、「東京改造計画」なるものを掲げ、その中には、「現金使用禁止令」なるものもあるそうだ。この男は何か大きな勘違いをしている、私にはそう思えてならない。

 ツイッターで勝手ないい分をまき散らし、気の弱い若い男には、そこそこ人気があるようだが、真っ当な大人や、我々のような年寄りには、「バカいってんじゃないよ」という程度の男である。挑戦するのは勝手だが、カネを捨てるようなものだ。

 それにしても、小池百合子とかホリエモン以外に、ちっとはましな都知事候補はいないのかね。都民を辞めたくなる。

 今週のポストの巻頭記事は、厚労省が、コロナ騒ぎに便乗して、年金受給年齢を75歳に引き上げてしまえと、悪だくみをしていると報じている。

 ここで一番驚くのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株で運用している資金が、今年の1〜3月だけで約18兆円の損失を出していたということである。

 このままハイリスクの株に投資を続ければ、国民の老後資金を根こそぎ失うことになる。

 安倍首相は、この一事だけをとっても、万死に値するはずである。

 そんなバカの一人、厚労省が3月に年金改正法案を国会に提出し、5月12日に衆院を通過し、今国会で成立することが確実になったそうだ。

 法案の中身は、パートなどの短時間労働者の年金適用の拡大、在職老齢年金の支給停止基準の緩和などがあるが、問題は、年金繰り下げの年齢の上限を75歳に引き上げというところである。

 この制度導入の陰で厚労省は、年金支給開始年齢を70歳に引き上げようとしている。

 そして、今回、年齢を繰り下げできる年齢を75歳まで引き上げたのは、いずれは完全な年金75歳支給にするための布石だというのである。

 年金の株での運用の失敗を隠し、目減りする年金積立金ではこの先、年金制度が破綻するのは間違いないから、75歳まで年金をもらえないようにしてしまえということである。

 あくどいというより犯罪的である。

 即刻、こんな政権は崩壊させなくてはいけない。いつ終わるか分からない新型コロナウイルスで、経済はガタガタになり、自殺者は増え続け、高齢者は死ぬまで働かされる。

 こんな国にあんたは住みたいかね? 私は嫌だね。

 さて、文春がものすごい文春砲をさく裂させた。

 現代とポストが、スクープも事件も止めてしまったから、こうした情報が、文春一手販売になってしまったからとはいえ、元財務省職員・赤木俊夫の遺書のスクープも、相澤冬樹元NHK記者のものではあるが、彼をずっと支援してきたのは文春である。

 そして今回の黒川の賭け麻雀スクープは、文春の独自ネタである。これは、安倍官邸へ衝撃を与えただけではなく、朝日新聞と産経新聞という大手メディアの記者たちの、取材対象者との距離感がデタラメだということも白日の下に晒した。

 今の政権の悪辣さと、それを助長しているメディアの大罪を、まさに絶妙のタイミングで公表した文春の功績は、長く称えられるであろう。

 今回のスクープで、文春は完売したそうだから、二重、三重の意味で、目出度いことである。

 もう、現代やポストはいらない。文春だけあれば、新聞さえもいらない。どうだろう、文春は、大きなスクープのある時は、1冊1000円でも売れると思う。一度試してみたら?

 さて、早速そのスクープを紹介しよう。

 安倍首相が何としても通すと意地を張り、ツイッターをはじめとする多くの世論の反発も無視して、強行採決寸前までもっていった「検察庁法改正案」を断念したのは5月18日であった。

 小心な安倍は、弱みを見せることが大嫌いな男だ。その安倍がなぜ土壇場で、世論に屈したかのように翻意したのか。その理由が、今日発売の文春を読んでわかった。

 “安倍政権の守護神”といわれ、安倍が法を捻じ曲げてでも検事総長に据えたかった黒川弘務東京高検検事長(63)が、コロナ自粛の最中の5月1日に、産経新聞と朝日新聞の記者たちと「賭け麻雀」をしていたと報じたのである。

 その件について、文春が黒川を直撃したのが5月17日(日曜日)だった。無言を貫いた黒川から官邸に報告が上がったのは、その直後だったはずだ。安倍と黒川と親しいといわれる菅が話し合い、改正案を今国会で無理矢理成立させれば安倍内閣は持たない、そう判断したのであろう。

 一連のコロナ報道ではやや精彩を欠く文春だが、さすが文春砲は威力満点である。

 黒川は以前から超がつくほどの麻雀とカジノ好きで知られていた。文春によれば、「今度の金曜日に、いつもの面子で黒川氏が賭け麻雀をする」という情報が4月下旬に、「産経新聞関係者」からもたらされたという。その人間はこうもいったそうだ。

「産経の社会部に、元検察担当で黒川氏と近く、現在は裁判担当のAという記者がいます。彼が一人で暮らすマンションが集合場所です」

 隅田川のほとりにあるマンションの5階がA名義の部屋。そこに夜7時半、黒いスーツにノーネクタイ、マスク姿の黒川が、「あたりを軽く警戒しながら、慣れた足どりでエントランスへ入り、オートロックを通って上階へと昇っていく」(文春)

 それから約6時間半後の午前2時ごろ、玄関に黒川と2人の男が現れた。待機していたハイヤーに黒川と1人の男が乗り込む。文春が追跡する。目黒区内の黒川の自宅前で黒川が降り、もう一人はハイヤーで走り去った。

 いったん自宅へ入った黒川は、ゴミ袋を抱えて出てきて、また家に入っていった。時刻は午前2時20分になろうとしていた。

 文春は、7〜8年前に黒川をよく乗せていた元ハイヤー運転手にも話を聞いている。彼によると、記者と一緒に乗り込み、記者があの手この手でネタを取ろうとするが、黒川はのらりくらりとして、なかなか肝心なことはしゃべらなかったそうだが、「この間韓国に行って女を買ったんだけど」という話はしていたという。

 黒川を送ると記者が、「ある程度負けてあげないといけないんだ」とぼやき、「今日は10万円もやられた」ともいっていたそうだ。

 賭け麻雀に接待ハイヤー。この男は検察官がつけるバッジ「秋霜烈日」の意味が理解できなかったのであろう。

 東大法学部を出て83年に検事任官。東京地検特捜部に配属され、その後、法務省に異動し、官房長、事務次官になり、第二次安倍政権から約6年間、安倍官邸から重用される。

 だがその間、小渕優子経産相の政治資金規正法違反事件では元秘書だけの立件で終わり。甘利明経済再生担当相の口利き疑惑では、現金授受を本人も認めたにもかかわらず、関係者全員を不起訴。さらに18年に森友事件が起きるが、関係者全員を不起訴にするなど、ソフトな物腰とは裏腹に、権力側の走狗として働き続けてきたのである。

 それが権力者に「ういやつ」だと気に入られ、安倍たちは“違法”に定年延長してまで、黒川を検事総長に据え、自分たちを守らせようと企んだのだ。

 悪事が露見することを恐れるあまり、黒川という人間の本性を見抜くことができなかったのである。

 5月21日、黒川は法務省の聞き取り調査に対して、賭けマージャンをしたことを認め、辞任すると表明した。当然だが、黒川の辞任だけで終わらせてはいけない。朝日新聞DIGITAL(5月21日 10時45分)は、

「退任が決まっても『政治と検察』をめぐる問題は一件落着とは言えない。黒川氏の定年延長の法的根拠の疑問は残ったまま。今国会での成立を見送った検察庁法改正案への懸念も消えず、政府が説明責任を尽くさなければならない状況は変わらない」

 と報じているが、私は、黒川と賭け麻雀をやった産経新聞と朝日新聞の記者たちも、説明責任を果たさなくてはならないはずだと考える。

 産経のA記者とは別の男は、司法担当が長く、今年初めまで司法クラブのキャップを務めていて、2009年には産経新聞司法クラブ名義で『検察vs.小沢一郎』という本を出している。

 今一人の朝日新聞の人間は、元検察担当記者で、特別報道部のデスクを務め、現在は経営企画室にいるという。

 文春の取材に産経の元司法クラブキャップは、会社を通せば、私たちも報道機関だから聞かれたことにはちゃんと答えるといいながら、広報部は「お答えしません」と、報道機関とは思えない応対。

 朝日新聞は、21日朝刊の第二社会面で、「本社社員も参加 おわびします」と書いている。だが、金銭を賭けていたかどうか調査し、適切に処理するとはいうが、「勤務時間外の社員の個人的行動ではありますが」と逃げの姿勢が見え見えである。

 読売新聞の渡辺恒雄主筆が自慢そうにいうように、相手の懐深く入らなければ大きなネタは取れないというのは、私にも少しは理解できる。だが、取材対象となれ合い、国民が自粛を強いられている中、国民の大多数が「おかしい」と批判している法案に深く関わる人間と賭け麻雀するのは、時間外であろうと、報道に携わる人間に許されるはずはない。

 黒川と長年の付き合いがあろうとも、正義が安倍や黒川にないことが誰にも明らかな今、黒川との縁をぶった切ってでも、国民の知る権利にこたえる義務も責任も、彼らにはあったはずだ。

 取材者というのは、取材相手にのめりこみすぎてはいけない。それが鉄則だ。その人間と本当に親しくなりたかったら、仕事を辞めて、つきあえばいい。

 文春の記事を読んで、黒川という男が権力とギャンブル好きの凡庸な男だということはよく分かった。だがそれよりも項垂れたのは、新聞社という組織と、そこにいる人間たちが、ジャーナリズムが果たさなければいけない役割を忘れ去り、国民の知る権利など顧みることなどないという無残な現実であった。

 文春の発売翌日の5月22日、黒川弘務が東京高検検事長を辞した。当然懲戒だと思っていたが、訓告で退職金は払われるそうだ。

 テレビで何度も流される黒川の顔を見るたびに、なぜ、こんな風采の上がらない男が、検察のトップにまで上がっていけたのだろうと、思わざるを得ない。

 朝日新聞は今朝(5月22日)の社説で、この問題に触れ、自社の社員が参加していたことを詫び、「社員の行いも黒川氏同様、社会の理解を得られるものでは到底なく、小欄としても同じ社内で仕事をする一員として、こうべを垂れ、戒めとしたい」としている。

 朝日に産経新聞広報部のコメントが載っている。「相手や金銭の多寡にかかわらず賭けマージャンは許されることではないと考えます」としているが、この中の「今後も取材源秘匿の原則は守りつつ」という文言が気に入らない。

 朝日も昨日のお詫びの中で、「勤務時間外の社員の個人的行動ではありますが」と、「逃げ」をうっていたが、新聞記者(元社員も含める)という職業は、ここまでは取材、ここからは個人の自由な時間だから、何をしてもいいということにはならないはずだ。

 ましてや、黒川という渦中の人間とコロナ自粛の中で「賭け麻雀」をやるのだから、個人的行動だから「お咎めなし」でいいはずはない。ジャーナリストとしての自殺行為で、懲戒免職に相当すると、私は思う。

 私にも覚えがあるが、メディアは、都合が悪くなると「取材源の秘匿」で逃げることがよくある。だが、ジャーナリズムとしての矜持があるのなら、黒川検事長と自粛を無視して賭け麻雀していた自社の記者を解雇するぐらいのことをすべきではないか。

 彼らが、黒川について「ヨイショ」ばかりではなく、批判的な原稿を書いたことがあるのか。朝日と産経は、それも調べ上げて、公表するべきである。

 この問題は、黒川にばかり焦点が当てられ、記者と元記者の取材者としての「歪み」が見逃されているのは、私としては納得いかない。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代がお休み。

 ポスト。「ハイレグが日本一似合うグラドル総選挙」「YUME油愛可奈 夢のようなハダカ」「日本一の豊乳美女アナ 塩地美澄」。あまり見るべきものなし。

 それよりも、サンデー毎日の巻末グラビア、「生き方も健康法もシンプル・イズ・ベスト」に出ている由美かおるがいい。元祖・美魔女といわれるだけのことはある。

 顔も往時と変わらないし、美脚も健在。奇跡といってもいいだろう。一度見たほうがいい。

 

 

このニュースに関するつぶやき

  • 「日本の検査件数はゼロを一つ付け忘れているように見える」・・・検査しに行ってコロナをもらっちゃってるのが感染爆発の原因じゃないの?って言い返してやろう・・・。
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  • >そんなものは朝鮮日報新聞に有るわけない。
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