伊集院光、“リアリティーショー”の不自然さを指摘「変な言い訳、いびつなもの」

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2020年05月27日 11:31  Techinsight Japan

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“リアリティーショー”のあり方が問われている『テラスハウス』(画像は『テラスハウス 2020年5月19日付Facebook』のスクリーンショット)
タレントの伊集院光が、23日に亡くなった女子プロレスラー・木村花さん(享年22)についてラジオ番組で言及した。伊集院は「誹謗中傷に関しては、きちんと訴えた方がいい」と主張する一方で、木村さんが出演していた“リアリティーショー”というジャンルの番組の不自然さを指摘している。

『テラスハウス』は“台本がない”というコンセプトのもと、同じ家で暮らす男女6人の恋愛模様が描かれるリアリティーショーである。この“リアリティー”でありながら“ショー”であるという表現に、伊集院光は「変な言い訳と、キャッチコピーがくっついたみたいな言葉、いびつなもの」と感じたそうだ。

26日放送の『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)ではネットの誹謗中傷問題とは別に、このリアリティーショーについて元日本テレビ報道局解説委員でジャーナリストの岸田雪子氏と意見を交わした。

伊集院は、自分が深夜ラジオで喋っていることは「ある意味リアリティーショーだ」という。お笑いとしての誇張はあるが、話の芯には自分の思っていることを入れている。「それを一個一個“ここはリアルです”、“ここは誇張してます”と説明することが正しいかっていうと、それはそれで違うと思う」と、20年以上のキャリアでもその匙加減は非常に難しいと話す。

そんなリアリティーショーという舞台に、芸能界での経験も浅い木村花さんが女子プロレスラーとしての看板も背負って立ったのだ。

木村さんは天真爛漫でまっすぐな性格が人気を博し、その一挙手一投足に注目が集まるようになる。そんななかで起こったのは、木村さんが大切にしていたプロレスのコスチュームを共演者が間違った方法で洗濯・乾燥し縮んでしまうトラブルだった。その共演者に激怒する木村さんの様子が放送されると、SNS上では彼女への激しいバッシングが起こり、一日100件近くの意見が届きその大半が「死ね、気持ち悪い、消えろ」などの誹謗中傷だったという。

伊集院光は「誹謗中傷みたいなものに、年端もいかないタレントが凄い思いつめてしまう可能性があるっていうことを、きちんと団体なりマネージメントしてるところはいつも思ってて欲しい」「それはテレビ局も」と念を押した。岸田雪子氏も「攻撃を受けていることを知り得たのであれば、より一層(木村花さんを)守る行動に出るべきだった」と述べている。

画像は『テラスハウス 2020年5月19日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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