【2020年 上半期本ランキング】史上初『鬼滅の刃』BOOK&コミック同時1位 コミック1〜19位独占&全て200万部超えの快挙

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2020年05月28日 04:00  ORICON NEWS

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写真「オリコン上半期BOOKランキング2020」TOP3
「オリコン上半期BOOKランキング2020」TOP3
 新型コロナウィルス感染症が世界的に猛威をふるった2020年上半期。街から人が消え、在宅ワークが推奨されるなど、社会構造の根幹を揺るがす未曽有の事態となる一方、外出せずに家で過ごす「STAY HOME」が声高に叫ばれ、“おうち時間”をいかに有意義に過ごすかが国民共通のテーマとなった。そんな状況下で、大きな役割を担ったのが「本」。本日28日に発表になった「第13回オリコン上半期“本”ランキング2020」では、『鬼滅の刃』がシーンをけん引。史上初の「BOOK」と「コミック」同時1位達成のほか、「コミック」では1位〜19位を独占し、いずれも200万部を突破という快挙を成し遂げた。

【20年上半期ランキング】コミック1位〜25位『鬼滅の刃』驚異の1〜19位独占

■歴代記録&史上初のオンパレード 店頭から本が消えた『鬼滅の刃』ブーム

 「第13回オリコン上半期“本”ランキング2020」の主役といえる好セールスを記録したのが、吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』。「オリコン上半期コミックランキング2020」の「単巻別」では、同作の第18巻が、期間内売上303.6万部で1位を獲得したのを筆頭に、1位から19位までを同作が席巻し、しかも19作すべてが200万部を突破。昨年の同ランキングでは、100万部以上売り上げた作品が3作であったことからもわかるように、文字通り「コミック」シーンを盛り上げる立役者となった。

 また『鬼滅の刃』の人気は「コミック」だけにとどまらない。同作のノベライズ作品『鬼滅の刃 片羽の蝶』『鬼滅の刃 しあわせの花』(共に(原作)吾峠呼世晴/(小説)矢島綾)がそれぞれ、期間内売上60.1万部、59.9万部を記録し「オリコン上半期BOOKランキング2020」の1位、2位を独占。ノベライズ作品の「上半期BOOKランキング」1位および1位2位独占は、2008年の集計開始以来、史上初となった。

 これら『鬼滅の刃』躍進のきっかけとなったのは、昨年4月〜9月に放送されたテレビアニメの影響が大きいと言えるだろう。現に、昨年の「オリコン上半期コミックランキング2019」ではTOP50に1作も入っていなかったにも関わらず、テレビアニメをきっかけにその世界観にハマる人が続出。昨年下半期以降、セールスを拡大すると、今年に入ってさらに勢いが増し、書店では転売される影響を懸念し、1人1冊の購入制限が設けられたり、店頭からコミックが消えるなど一気に社会現象化。「オリコン週間コミックランキング」でも「1位〜19位独占」を2週にわたって記録するなど、次々と歴代記録を達成してきた。

 「オリコン上半期コミックランキング」ではこれまで、集計期間内に発売された人気シリーズの最新刊が上位にランクインすることが多かったが、『鬼滅の刃』は、最新刊だけでなく全巻が好セールスを記録。コロナ禍で、家で過ごす時間が増えるなか、口コミや報道での『鬼滅の刃』の評判を聞き、まとめ買いをする人が続出した結果、1位から19位まで独占という結果につながったと考えられる。
 人気絶頂のなか、5月18日発売の『週刊少年ジャンプ』で連載終了。SNSでは「#鬼滅ロス」がトレンドになるなど、この熱狂はまだまだ続きそうだ。

■トレーニング、料理、ゲームなど“おうち時間”の過ごし方に役立つ作品が上位に

 “おうち時間”をどう過ごすか。そのきっかけになる本が上位にランクインしたのも、今ランキングの特徴と言えるだろう。「オリコン上半期BOOKランキング2020」の5位に『はじめてのやせ筋トレ』((著・イラスト)とがわ愛/(監修)坂井建雄)、12位に『DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス』(美木良介)と、自宅でできるトレーニングや呼吸法を収録した作品がランクイン。

 13位の『世界一美味しい手抜きごはん 最速!やる気のいらない100レシピ』(はらぺこグリズリー)、21位の『syunkonカフェごはん レンジでもっと! 絶品レシピ』(山本ゆり)といったレシピ本が上位に。SNSなどでも自炊する様子をアップする人が続出するなかで、これを機にレパートリーを広げようという人が増えた結果と言えるだろう。

 また、9位の『ポケットモンスター ソード・シールド 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略+ガラル図鑑』、23位の『あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』はいずれも大ヒットゲームのガイドブック。子どもから大人までハマる人が続出する人気が、本にも波及した結果と言えそうだ。

■人気作家の作品上位の文庫の中で…時代を象徴する名作がランクイン

 コロナの影響は、「オリコン上半期文庫ランキング2020」にも波及している。上位に伊坂幸太郎、宮部みゆき、小野不由美ら人気作家の作品や、昨年12月に神木隆之介、浜辺美波、中村倫也ら実力派キャストを擁して映画版が公開された『屍人荘の殺人』などが並ぶ中、6位にランクインしたのは、フランスのノーベル文学賞作家・アルベール・カミュ(1913〜1960)の代表作『ペスト』。ペストの発生により封鎖された都市・アルジェリアのオラン市を舞台に、外部から遮断され孤立状態となった中で闘う市民たちの姿を描いた長編小説。新型コロナウイルス感染拡大を受けて再び注目が集まり、2月以降、7度の増刷。4月には、NHK‐Eテレで『100分de名著 カミュ“ペスト”』が全4回が一挙放送されたことも話題となり、書店では平積み展開され、期間内売上16.5万部を記録した。

■写真集は田中みな実が歴代記録を更新 昨年から続く乃木坂46旋風も

 不況と言われる近年の出版界のなかで、盛り上がりを見せているのが「写真集」シーン。そんな上半期の「写真集」をけん引したのが、フリーアナウンサー・田中みな実の1st写真集『Sincerely yours...』。「オリコン上半期BOOKランキング2020」で3位、同ランキングジャンル別「写真集」で1位を獲得し、期間内売上44.0万部は、上半期「写真集」ジャンルの歴代1位となった。

 このヒットの要因として考えられるのが、同性からの支持だろう。フリーアナウンサー転身後、美への高い意識がさまざまなメディアで取り上げられ、男性だけでなく女性ファンも急増。その美貌を余すところなく収録した本作は、男性だけでなく女性も魅了し、上半期「写真集」ジャンル歴代1位へとつながった。

 また、近年の「写真集」シーンを支える坂道グループの躍進は、この上半期も健在。なかでも乃木坂46は、2位〜6位独占を含む、TOP10に6作(卒業生含む)もランクイン。しかも、白石麻衣、秋元真夏、桜井玲香(卒業)といった1期生だけでなく、与田祐希、山下美月ら次世代を担うメンバーが上位にランクイン。一過性ではない乃木坂46の人気を証明する結果となった。

 今までにない特殊な環境下だった2020年上半期だが、緊急事態宣言が解除となり、人々の生活に日常が戻っていく下半期には、いったいどんな作品が上位にランクインしてくるのだろうか? 新たなヒット作が生まれることを期待したい。

このニュースに関するつぶやき

  • コミック 作品別ランキング 1〜5位<https://www.oricon.co.jp/special/54719/5/>5位:僕のヒーローアカデミア、4位:キングダム、3位:五等分の花嫁、2位:ONE PIECE
    • イイネ!1
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  • 原作未読でアニメだけ見てたけど、あのアニメは良かったわ。鬼滅はUR引いたな。と思ったw
    • イイネ!23
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