ドラゴンベアード販売の大阪企業チャンスが民事再生法を申請、コロナショックが影響

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2020年05月28日 11:42  Fashionsnap.com

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チャンスのオンラインストアより
靴のデザイン企画や販売を手掛けるチャンスが、5月25日付で大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に監督命令を受けた。負債額は約11億5,000万円。

 チャンスは2013年に設立。スポーツ向けのシューズなど自社企画商品の製造や販売のほか、「ドラゴンベアード(DRAGON BEARD)」「トップセブン(TOP SEVEN)」「フットスタイル(FOOT STYLE)」といった他社ブランドのライセンス事業を展開している。ドラゴンベアードのシューズは「仮面ライダービルド」や「仮面ライダーゼロワン」などの衣装にも使用され、一部のファンから劇中登場モデルが人気を集めていた。
 帝国データバンクによると2017年8月期は売上高が約11億円を計上するほど成長していたが、近年は他社との競争に苦戦。2019年8月期の売上高は約7億円にまで減少するとともに、赤字を計上して債務超過に転落しており、経営難が続いていた。新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、2月以降は受注数と来店客が減ったことで資金繰りが困難になったとして民事再生法の適用を申請したという。
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