練習合流拒否していたワトフォード主将、来週からの復帰へ前向きに

ワトフォードに所属するイングランド人FWトロイ・ディーニーが、チーム練習への合流に前向きになっているようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　新型コロナウイルス感染拡大により3月12日から中断を余儀なくされているプレミアリーグでは、18日から接触プレー禁止の制限付きながら少人数でのグループ練習を再開されているが、ワトフォードの主将を務めるディーニーは「息子は生後5カ月で、呼吸器系の病気を抱えている。僕が練習に参加して家に帰ることで、息子に感染する危険性がある」ことを理由にチーム練習に参加しない意向を示していた。

　しかし、プレミアリーグは27日に全クラブが集まる会議で、全会一致でコンタクトトレーニングの再開を決定した。そして、政府の副最高医療責任者と話し合いを続けていたディーニーは『CNN Sport』で来週にはチーム練習に合流する可能性があることを示唆した。

「最初の1週間はチーム練習には戻らないと言っただけで、それをみんなが二度と戻らないと勘違いした。来週には戻る可能性がある。たとえそれがただ会話をするためだけであってもね。僕はすでに全選手や監督と対話している」

　また、政府の副最高医療責任者であるジョナサン・バン・タム医師と複数回会話をしたことで不安が取り除かれつつあることを明かした。

「ジョナサンは質問に答えるだけではなく、本当に良くやってくれている。彼は正直で『答えがない』とも言ってくれた。最初に彼と会話をしたのはおそらく3週間前。そして最後に会話したのは先週の金曜だ。彼からは非常に多くの情報と詳細な分析をもらった。すべての情報が僕たちに与えられるように彼が最善を尽くしてくれたことは、とても信頼できることだった。リスクの要因は選手たち次第だ」