プロ筆跡鑑定人がNEWS・手越祐也を読み解く! 「無意識で修羅場を呼び込む」タイプの今後は?

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2020年05月28日 22:42  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

ジャニーズ事務所公式サイトより

 5月26日、NEWS・手越祐也の芸能活動休止がジャニーズ事務所から発表された。さらに、事務所を退所する意向を固めており、実業家になりたいと思っているとも報じられている。そこで手越の今後を見通すために、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、手越の筆跡を読み解いてもらった。

考えるより感覚重視のイケイケタイプ

――手越の基本的な性格を教えてください。

牧野秀美氏(以下、牧野) 手越君は、もともと(1)接筆部が閉じ、(8)ハネが強いことから、根は真面目で物事を中途半端にすることを嫌うタイプのようです。また、(2)大小文字が混ざること、(7)左払いが長いことから、平凡よりも変化のある日常を好み、その中でも自分が中心でいたい、目立ちたいといった欲求があるようです。金髪の派手なイメージも、このようなところから来ているのではないでしょうか。

 左右払いとものびのびと書かれていますので、悪気なく自然に自分の存在をアピールできるとともに、(3)文字と文字の間隔が狭いことはせっかち気味、つまり待つことが苦手でどんどん先に進みたい、答えを早く知りたいといった傾向があるでしょう。とはいっても、ハネがしっかりしていますので、ある程度自分で満足するところまではやり遂げたい気持ちはあるようです。

 しかし、論理的にものを考えるよりも、その時々の感情や気分で動くことが多いため、気持ちと行動の一貫性がとりにくく、考え方と行動面のギャップが激しくなりそうです。言うことは真面目でしっかりしているのに、やることはその時その時で違う……となると、周りからは何を考えているのかわからない、と思われることがあるかもしれません。

 前回の嵐・二宮和也君もハネはしっかりしていましたが、手越君との決定的な違いは、自分の内面に時間をかけて向き合うことができるかどうか、ということでしょう。文字内部の空間を計算しながら書いている二宮君に対して、手越君は文字内部の空間の分割が均等ではありません。これは気の向くままにペンを走らせている、つまり計算せずに気分次第で行動しているといえるでしょう。

――たびたびスキャンダルが報じられながらも、勝手な行動を取り続けている神経の太さのようなものは表れていますか?

牧野 考え方は、基本真面目なのですが、基準があいまいなまま、自分の考え方に固執する傾向がある。つまり、人の意見を聞かずに感覚で動くため、周囲から誤解されやすいのは確かでしょう。何かしでかしたとしても、かわいらしい程度のものであれば、持ち前の愛嬌で済まされますが……。

――その時々の状況判断が苦手なのでしょうか?

牧野 能力がないとは思えません。そのように動く癖がついていないのでしょう。もともと型にはまらず自由にやりたいタイプですので、自分が中心だと考えて、悪気はないけれども都合よく解釈してしまうのでしょう。行動については、あらかじめ考えることなく、その時々の感覚・感情で動いてしまいます。なので、確信犯的に勝手な行動を取っているとは思えません。名前に出ている(4)横線の間隔がバラバラ、(6)文字と文字が接する。(7)左払いの長さと(8)強いハネを総合的に考えると、無意識のうちに、自らの自由な振る舞いから修羅場を呼び込んでしまうようです。

芸能人の素質は十分。自己管理能力が身についていれば……

――事務所やグループにも迷惑をかけながら、ここまで活動できたのは、何か人望のようなものがあるのでしょうか? そもそも、芸能人に向いていますか?

牧野 手越君の良いところは勢いです。資料にあったNEWSメンバーの筆跡から、小山慶一郎君には安定感、加藤シゲアキ君には精神性の高さ、増田貴久君には決められたことをきちんと守る生真面目さがあることがうかがえますが、3人ともお膳立てを必要とする、つまり、勝手なことはしないタイプだといえるでしょう。組織にとっては扱いやすい半面、勢いに乏しいようです。それをカバーする存在としての、手越君のキャラクターなのでしょう。アクシデントに強く、派手なパフォーマンスができ、それをこなす自分に充実感を感じるといった面においては、手越君には芸能人の素質は十分にあるといえるでしょう。また、思ったことをはっきり口に出してしまうタイプですが、自分が仕切りたいと思っているわけではなさそうですので、手越君本人が心の底から信頼している人物によって、自分と向き合う時間を作り、内省できるよう訓練してあげることで、問題行動も少なくなったのではないでしょうか。

――無期限の活動休止の処分に反発、事務所を辞めて独立を決断したともいわれています。果たして実業家としてうまくいくのでしょうか? それとも、タレントとして、今後もやっていったほうがいいのでしょうか?

牧野 手越君には、手綱を握ってくれる存在が必要でしょう。というのも、自分の力で何かを成し遂げたいといった独立精神に乏しく、今のままでは時間軸で物事を俯瞰できません。確固たる信念や価値観を持たないまま独立したとすると、最初は勢いで突っ走ることができても、足元を固めていきながら組織と人を育てていく流れが見えません。

 また、タレントとしてやっていく場合も、気分や感情が支配する自分の行動のクセを認識できなければ、受け入れ先も躊躇するのではないでしょうか。とはいっても、この流れでいくと、どこかに所属するといった選択肢はないかもしれません。結局、独立する方向になるのではと思われます。ただ、どこかで人生の師と出会うことができれば、彼の明るさと、芸能人の素質は、無駄にならずにすむのではないかと思われます。この一件をバネに、ぜひともいま一度自分自身と向き合ってほしいと思います。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所 

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