自宅にハトの巣「バタバタいってる…怖い」芸人・遠山大輔さんのSOS、駆除業者「確認してほしいのは…」

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2020年05月29日 07:00  ウィズニュース

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写真ソファの底の布を突き破る小枝。中に巣?=遠山大輔さん提供
ソファの底の布を突き破る小枝。中に巣?=遠山大輔さん提供

ベランダに鳥の巣ができてしまったとき、どうすれば――。東京都や千葉県など首都圏を中心に月間600件の害虫・害獣駆除を行っている、千葉県船橋市の「Qujolia(クジョリア)」の社長、若林義隆さんに、鳥の巣の撤去方法や、鳥が巣を作らないためにできることを聞きました。(金澤ひかり)

【画像)「おや、と思い、よく見てみると…」「こわい」 取材のきっかけになった遠山さんのツイート

全世界発信型のSOS
取材のきっかけは、今月中旬、芸人のグランジ・遠山大輔さんがツイッター(@tohyamagrunge)でつぶやいたこんなSOSでした。

「ソファを粗大ゴミとして出そうと思い持ち上げると、どうやら鳥の子どもが中にいます。バタバタいってます、怖い」――。

ほぼ、全世界発信型のSOSです。すぐにでも答えをお示ししたい場面でしたが、しっかり専門家のご意見を聞かないと、遠山さんをさらに窮地に追いやってしまいかねないと思い、「遠山さんのお悩み、専門家に聞かせていただきます」と勝手ながら「鳥の巣の駆除方法」について記事を書かせていただくことをお約束しました。

そこで頼らせていただいたのが、駆除のスペシャリスト「Qujolia(クジョリア)」の社長・若林義隆さんでした。

まずは卵・雛の確認を
若林さんは、遠山さんの相談を読み「ソファの中にハトが巣を作ってしまっていると思われます」と話します。
その上で、「自宅に鳥が巣を作ってしまった場合、鳥が菌やダニを運んでいる可能性があるので、巣がある場所に向いた窓を開けての換気はしないようにしてください」と注意を促します。

このような場合、まずはじめにすべきことは「無理のない範囲で、卵や雛がいるかどうか確認すること」だといいます。
卵や雛が中にいた場合、勝手に卵を採取したり雛を捕獲したりしてしまうと、鳥獣保護法に違反します。そのような行為をするには自治体への許可申請が必要で、駆除作業は、業者が施工依頼を受けてからその申請を出し、許可がおりてから施工します。「提出書類が色々あるので馴れた業者に任せるのが安心で早いです」とのこと。

卵や雛がいなければ巣は自分でも撤去することができますが、「ハトが菌やダニを運んでいる可能性があるので、手袋とマスクの着用が大切です」(若林さん)。

巣ができない自宅にするためには?
ただ、一番いいのは、鳥が巣を作らない自宅にすることです。若林さんによると、そのためには2つのことを心がけるべきだといいます。

まず一つ目は、「周りの環境を見て必要な対策をとる」ということです。
「一番良いのは、マンションであれば管理人さんに鳥の被害がないかどうかあらかじめ聞いておくことです。他の部屋で被害がすでにあるのであれば、ベランダにネットを張るなどして対策をとることができます」

二つ目は「ベランダに余計なものを置かない」ということです。
「ハトは、猫やカラス、ハクビシンなどの外敵から狙われない場所や、雨があたらないところに巣を作ります。そのため、マンションのベランダにものが置いてあったりすると、そこに巣を作ることができてしまいます」

「ベランダに余計なものを置かず、人間が頻繁に顔を出すことで安全な場所ではないことを認識させることが大切です」

ちなみに、Qujoliaに寄せられる鳥の巣の駆除の相談で多い箇所は、室外機の後ろやソーラーパネルと接地面との間だそうです。

また、若林さんは自宅に出来た鳥の巣を放置した場合の問題も指摘します。
「鳥の巣を放置すると、その周辺は鳥の糞などで汚くなり、他の住民などから苦情が来ます。また、鳥が運ぶ菌などが繁殖して衛生上良くありません。害虫の発生の元にもなります」と早めの駆除を勧めています。

ハトは一度巣を作ると執着心が…
カラス対策に詳しく、その他の野生鳥獣対策にも知見のある株式会社 CrowLab (クロウラボ)の塚原直樹さんは、「ハトは一度巣を作ってしまうと、その場所への執着が強くなり、警戒を促すような脅しの類の対策は効果が期待できません」と話します。
鳥獣保護法については塚原さんからも重ねて違反しないよう注意する呼びかけがありました。「鳥獣保護法により、巣の中に卵やヒナが居る場合、巣の撤去には許可が必要なので、許可を得た業者に依頼する必要があります」

遠山さん「マンションは自分だけのものではない、改めて」
あれほどおびえていた遠山さんのその後が心配です。
いま、家のハトやベランダ回りはどうなったのでしょうか――。遠山さんに聞きました。

《グランジ・遠山大輔さん》
その後、ベランダの床に糞をされるのでブラシで擦って洗いつつ、ソファはそのままにしております。

一昨日の朝方、やけにバタバタうるさいなと思ったら、どうやら卵からかえったらしく、小さい鳩がいました。が、どうも焦っている様に見えて…すると、小鳩の先にカラスがいました。

小鳩を狙っているらしい。

カラス程の跳躍力もスピードも持ち合わせない僕は、カラスを睨みつけるしか術はなく、そのままカーテンを閉めてしまいました…。自分の無力さをも痛感致しました。

マンションの管理会社に電話をし、後日、業者の方とともに来てくださるということです。
隣の方にも迷惑を掛けてしまっているので、とても胸が痛いです。

今後はベランダに物を置かない、常に清潔を保つ、などなど徹底して気をつけます。マンションは自分だけではなく、住人の方と共存しているものだと改めて強く思いました。

早く巣立って行って欲しいなと心より思っております。

      ◇
Qujolia
東京都や千葉県など関東一円で害虫や害獣の駆除を行う専門業者。家庭や飲食店などからの相談を受け、月間600件程度の駆除を行っている。ネズミの駆除依頼が多く、鳥の駆除は全体の2割程度。ハトの駆除はそのうちの8割を占める。



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 この記事は、読者からwithnewsに寄せられた疑問をもとに取材したものです。withnewsでは、「ターバンってどうやって洗うの?」「ママチャリが定番になったのはどうして?」「話題のサービス、どんな仕組み?」など、読者からの取材リクエストをきっかけに取材し、配信してきました。気になることや疑問に感じていることがあれば、お気軽にwithnewsの「取材リクエスト」からお寄せください。検索してもわからないことを、記者が調べます。

このニュースに関するつぶやき

  • 毎年蜂が巣を作るよかマシだと思う……お察しください。
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  • まずベランダにソファ置いてた時点で「えっ?」なんだけど。
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