村上虹郎と芋生悠が街を駆け抜ける 豊原功補、小泉今日子らプロデュース『ソワレ』特報映像公開

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2020年05月29日 12:11  リアルサウンド

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(c)2020 ソワレフィルムパートナーズ

 2020年晩夏に公開が決定した村上虹郎主演映画『ソワレ』のティザービジュアルと特報映像が公開された。


 豊原功補、小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目プロデュース作である本作は、和歌山を舞台に若い男女の切ない逃避行を描く外山監督のオリジナル作品。役者を目指し上京した若者・岩松翔太が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下タカラと、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める。


 主人公の翔太を外山監督と二度目のタッグとなる村上虹郎が演じ、ヒロインのタカラ役を100人以上のオーディションから選ばれた芋生悠が務める。また新キャストとして、岡部たかし、康すおん、塚原大助、花王おさむ、田川可奈美、江口のりこ、石橋けい、山本浩司の出演も明らかになった。


 公開されたティザービジュアルには、辛い現実から目を逸らすかのように俯いたままの2人が、自転車に乗り、まさに“逃避行”へと突き進む一瞬が描かれている。


【動画】映画『ソワレ』特報映像


 あわせて公開された特報映像では、翔太とタカラの2人が街を駆け抜け、必死に何かから逃げ続ける焦燥感あふれる様子や、身を潜めた民家の中で、電気もない中ひっそりとラジオを聞き、虚ろな表情をみせる2人の姿などが切り取られている。背後に映し出される影の世界では、現実の暗い表情とは裏腹に、2人が手を取り合い、流れる曲に合わせて体を揺らしているのも印象的だ。ラジオから流れるこの曲は、「How many times did I kiss you ?」というタイトルで、本作の音楽監督であり作曲家で歌手の亀井登志夫と、詩人でアーティストの妻、故・亀井知永子の共作。外山監督は、知永子が闘病の折に、病室のベッドで歌詞を書き上げ、枕元でメロディを作った最後の作品でもあるこの曲を聞いたときの感想を「もし永遠というものがあるならこういうことをいうのだろうと心が震えました」と明かしている。


(リアルサウンド編集部)


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