全日本ロードに参戦する『ミクニ VISION2023』が2020年シーズンのレース活動休止を発表

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2020年05月29日 16:01  AUTOSPORT web

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写真尾野弘樹と村瀬健流(ミクニ VISION2023)
尾野弘樹と村瀬健流(ミクニ VISION2023)
 株式会社ミクニは、2020年シーズンも『ミクニ VISION2023』として全日本ロードレース選手権に参戦することを計画していたが、新型コロナウイルスの影響による収益状況やチームスタッフの業務状況などを考慮して、今季はレース活動を休止し全日本ロードの参戦を辞退することを発表した。

 1923年に創業されたミクニは、二輪と四輪の電子制御燃料噴射システム製品や吸気系製品などを取り扱っており、MotoGPやSBKマシンのパーツを供給している。1997年からは社内開発プロジェクトの一環として全日本ロードを舞台にレース活動を行ってきた。

 今年2月には、チーム23年目を迎える2020年シーズンも全日本ロードに参戦することをアナウンス。創立100周年記念となる2023年に向けて、高みを目指すため『ミクニ VISION2023』とチーム名を変更した。

 そして、新設されるST1000クラスにロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦経験を持つ尾野弘樹を、J-GP3クラスには昨年同クラスで優勝を飾った村瀬健流を継続起用することが決定していた。

 しかし、コロナ禍の影響により株式会社ミクニと関連企業が大幅に収益悪化。このことに対して全社をあげて改善に取り組むことへ集中することや、新型コロナウイルスの完全終息が見えていない環境下での社員に対する安全上の理由により、チームは今シーズンのレース活動を休止する決断を下した。

 2020年は全日本ロードへの参戦は休止することになった『ミクニ VISION2023』だが、2021年以降の活動再開に向けて技術開発は続けていくという。ミクニからJ-GP3に参戦予定だった村瀬は、プライベートチーム(別チーム名、別ゼッケンNo.)として今季のエントリー準備を進めている。

 またST1000クラスの尾野は、ミクニとしてはレース参戦休止となるが、技術先行開発のため、メーカー合同テストでの走行には参加する予定だという。チームのアドバイザーを担う武田雄一は、プライベートチーム及びST1000のメーカーテスト走行において、引き続きアドバイザーを務める予定のようだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大が早期に終息を迎えること、そしてミクニ VISION2023のスズキGSX-R1000Rが来シーズンに全日本ロードデビューできることを願うばかりだ。

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