チェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテが、同クラブの練習場に復帰したようだ。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
新型コロナウイルス感染拡大により3月12日から中断を余儀なくされているプレミアリーグでは、再開に向けて19日から接触プレー禁止の制限付きながら少人数でのグループ練習が再開されている。
19日のチーム練習には問題なく参加したカンテだが、2018年には練習中に気絶して倒れた過去もあり、2018 FIFAワールドカップ ロシアの開幕直前には実兄ニアマさんを心臓発作で亡くしている。さらに、イギリスとウェールズでは黒人の男女の方が白人よりも約2倍、新型コロナウイルスにより亡くなる可能性が高いとの国家統計局の報告もあり、翌日からフランク・ランパード監督やクラブの同意を得てチーム練習を欠席し、自宅で個人トレーニングを続けていた。
一部では今季の残りすべての試合を欠場するとの報道もあったが、28日にカンテは練習場に姿を現したという。なお、グループ練習には参加はしていないものの、コブハム(チェルシーの練習場)で個別トレーニングを実施したようだ。
プレミアリーグでは27日からコンタクトトレーニングが再開され、28日には6月17日を暫定再開日とすることが発表された。その6月17日にはカラバオ・カップ決勝戦のため延期されていたアストン・ヴィラ対シェフィールド・ユナイテッドとマンチェスター・C対アーセナルの試合が実施されることから、チェルシーの再開初戦は19日以降になりそうだ。