マドンナ、養子のダンス動画でジョージ・フロイドさんを追悼も批判が殺到

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2020年05月30日 12:51  Techinsight Japan

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死亡した男性に追悼の意を込めたものの批判されてしまったマドンナ(画像は『Madonna 2020年5月18日付Instagram「Euro-Vision Song Contest one year ago today!!」』のスクリーンショット)
マドンナ(61)がこのほどSNSで、養子のデヴィッド・バンダ君(14)がダンスしている動画を投稿した。マドンナは先日、白人警察官に首を押さえつけられて死亡したアフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイドさん(46)へのトリビュートとしてデヴィッド君のダンス動画をアップしたという。

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米時間5月28日にマドンナがSNSに公開したのは、デヴィッド君が自宅キッチンでマイケル・ジャクソンの楽曲『They Don’t Care About Us』に合わせ、マイケルさながらのダンスを披露している約3分半の動画だ。デヴィッド君はマドンナが2006年にマラウイ共和国から迎え入れた養子である。

この動画にマドンナは「ジョージ・フロイドのニュースに伴って」として、このようにメッセージを添えた。

「残酷な殺人事件が世界中を駆け巡っている。息子のデヴィッドはジョージと彼の家族、そしてアメリカで毎日のように起こっている差別と人種差別に対する全ての行動に、敬意を表すためにダンスをします。」

ジョージ・フロイドさんは今月25日、米ミネソタ州ミネアポリスのスーパーマーケットで偽の米ドル札を使用しようとして逮捕された。しかし駆けつけた白人警察官によって道路にうつ伏せにされ、無抵抗のまま首を膝で8分間も押さえつけられた結果、同日に息を引き取った。この事件に米国各地では抗議運動や暴動が勃発している。そんなジョージさんを追悼した動画を公開したマドンナだが、SNSでは皮肉めいたコメントが相次いだ。

「これで人種差別は終わったね。ありがとう。」
「本当にありがとう。感動的なトリビュートで、彼が人種差別を根絶してくれて嬉しいよ。みんなの努力と犠牲の上でね。どうやって恩返しすればいい?」

政治記者で「#OscarsSoWhite(白すぎるオスカー)」キャンペーンを始動したエイプリル・ライアン氏(April Ryan)は「マドンナに議論に参加してくれとは、誰も頼んでいません。誰一人としてです。今月に入ってから、有名人によるアンフォーストエラー(自分に原因があるミス)が横行しているようです」とコメントした。

一方でこのような批判ばかりではなく、デヴィッド君のダンスを称賛する声も多数届いている。

「才能にあふれている。美しいわ。」
「本当に美しい息子さんね。彼の情熱を感じるわ。涙が出たわよ。」
「あなたの教育と愛情の成果だわ。」

マドンナと言えば、これまでもSNS投稿で多くの批判を浴びてきた。3月にはバラの花びらを浮かせた優雅なバスタイムの動画で「ウイルスの前では誰もが平等」と発言したことで物議を醸し、5月には下着姿の大胆セルフィーを公開したものの「若返りに必死になっている」と言われたうえ、お尻の整形疑惑が浮上してしまった。



画像は『Madonna 2020年5月18日付Instagram「Euro-Vision Song Contest one year ago today!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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