◆ 投球内容を絶賛「ストレートが浮かび上がってくるような感じ」
DeNAのラミレス監督が30日、横浜スタジアムで行われた紅白戦後にオンラインミーテングアプリ「ZOOM」を使用した取材に対応。「もうシークレットにする必要もない」と、今永昇太投手を2年連続(2度目)で開幕投手に指名したことを明かした。
ラミレス監督はこの日印象に残った選手について「今永と石田」の両左腕の名を挙げ、今永は2イニング23球、石田も2イニングを28球で投げ切り「球数が少なくて印象的な内容」と両者の投球を評価。昨年中継ぎでも起用された石田について、今年は「ローテーションピッチャーとして投げてもらう」とその起用法を語った。
また、今永については「ストレートが浮かび上がってくるような感じで非常に良かった。他のボールも良く、コンビネーションもいい使い方をしていた。2回を23球なら7回を投げても100球いかないくらい」と投球内容を絶賛し、「もうシークレットにする必要もない。今永を開幕投手としたい」と明言。
開幕投手については「今年も木塚コーチに決定権を与えて、川村コーチも今永で行きたいと言った。エースとしても、昨年の実績を考えても十分なピッチャーで、エキサイティングないいピッチングをしてくれている。迷うことなく選んだ」と、昨年に続き今永に最初のマウンドを託す理由を明かした。
6月19日のシーズン開幕に先立ち、まずは6月2日から練習試合が始まるが「“Day by day”で、しっかりとプレーしていくことが基本。戦略面よりも、選手のコンディションを見定めることが重要」と、まずはゲームの中で選手の動きを注視していく姿勢を示した。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)