『鬼滅の刃』ノベライズも驚異の1,2位独占、“外伝”が生む次なる作品人気

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2020年05月31日 06:30  ORICON NEWS

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写真ノベライズ版『鬼滅の刃 片羽の蝶』 原作:吾峠呼世晴 小説:矢島綾 (C)吾峠呼世晴/集英社
ノベライズ版『鬼滅の刃 片羽の蝶』 原作:吾峠呼世晴 小説:矢島綾 (C)吾峠呼世晴/集英社
 人気漫画『鬼滅の刃』(作者:吾峠呼世晴)が、5月28日発表の「第13回オリコン上半期“本”ランキング2020」(集計期間:2019年11月18日〜2020年5月17日)の「コミックランキング」1位〜19位を独占。さらに“外伝”であるノベライズ本も「BOOKランキング」で1,2位を独占。同一作品のコミック&BOOK同時1位でも史上初の記録を達成している。社会現象とも言える原作人気があるからこそ関連書籍も好調であることは想像できる。だが、これらの記録は『鬼滅の刃』ならではのメディアミックスから生まれたと言えるのではないだろうか。

【20年上半期ランキング】これは圧巻…!! コミック1位〜25位『鬼滅の刃』驚異の1〜19位独占

■上半期ランキング席巻、“史上初”尽くしのBOOK&コミック同時1位

『鬼滅の刃』は、人喰い鬼の棲む大正時代の世界を舞台に、主人公の少年・竈門炭治郎と鬼との戦いを描くダークファンタジー。昨年4月〜9月にオンエアされた TVアニメをきっかけに人気が急上昇し、昨年下半期からセールスを拡大。特に今年に入ってからは「週間コミックランキング」で「1位〜19位独占」を2/24付、5/11付の通算2週で達成するなど次々と歴代記録を更新した。

そんな人気コミック『鬼滅の刃』は、5月28日発表の「オリコン上半期コミックランキング 2020」の「単巻別」で、期間内303.6万部を売り上げて第18巻が1位を獲得。さらに2位から10位を19巻、1 巻、12巻、11巻、14巻、13巻、7巻、8巻、9巻が独占し、2008年の集計開始以来、「史上初の1位〜10位独占」を記録した。同作はさらに、11位から19位にも2巻、10巻、15巻、3巻、4巻、5巻、6巻、16巻、17巻がランクイン。史上初の1位〜19位を独占した。

 だが、“鬼滅旋風“はそれだけに留まらず、総合部門にあたる「オリコン上半期BOOKランキング 2020」で、人気コミック『鬼滅の刃』のノベライズ作品第2弾『鬼滅の刃 片羽の蝶』、第1弾『鬼滅の刃 しあわせの花』(原作:吾峠呼世晴/小説:矢島綾)が、それぞれ期間内売上60.1万部、59.9万部を記録し1位、2位を独占。ノベライズ作品の「上半期BOOKランキング」1位および1位2位独占は2008年の集計開始以来、史上初となった。同一作品のコミック&BOOK同時1位も史上初の記録だ。

■登場人物の半生、本編で詳細を描くのは“鬼” メディアミックスの妙

 この快挙の背景には、原作コミックとノベライズ作品の描き方に絶妙なバランスがあるからではないだろうか。『鬼滅の刃』は、主人公・竈門炭治郎の家族が鬼に襲われ、辛うじて生き残った妹・禰豆子が鬼化してしまうところから物語が始まる。炭治郎は妹の存在があるからこそどんなに凶悪な鬼にも“人間の時代”があったことに思いを馳せることができる心優しき少年だ。

 そこで欠かせないのが、漫画本編で描かれる“鬼の半生”。時には1話分の大半を占めるほど、鬼の人間時代の描写はキャラクターに感情移入するための重要な要素となっている。一方で、炭治郎や禰豆子、共に戦う隊員たちなど主要キャラクターの描写が薄くなってしまうのかと言うとそのようなことはない。過去について多くは語らなくとも、セリフと振る舞いからその“生き様”をしっかり読み取ることができる。だからこそ、多くの読者たちは自分の“推し”を見つけ、キャラクターグッズなどを手にしているのだろう。

 そして、主要キャラクターたちの“生き様”を紐解くことができるのが“外伝”となるコンテンツたちだ。そもそも単行本に収録されている裏設定情報「大正コソコソ噂話」や、現代の学園の設定で登場人物たちを描くセルフパロディ「キメツ学園物語」などのミニコーナーは人気コンテンツ。実際にSNSではそれらをもとにしたファンアートが盛り上がりを見せている。さらに過去の設定や裏話がさらにより詳細に描かれ、漫画本編のセリフやストーリーの余白に厚みをもたらすことができるのがノベライズ本だ。“推し”をより知るためのコンテンツとしても手に取ってみた人も多いのではないだろうか。まさに作品力が生んだメディアミックスの成功例と言える。

 今後は10月の劇場版アニメの公開に向けて『週刊少年ジャンプ』本誌でスピンオフ短編『煉獄外伝』の掲載も決定。この人気絶頂の中、5月18日発売の『週刊少年ジャンプ』24号で最終回を迎えたことに驚きと“ロス”の声で溢れたが、今後の『鬼滅の刃』は“外伝”も新たな作品人気を作っていくのではないだろうか。これから単行本の発売も控えており、まだまだ『鬼滅の刃』旋風は続くはずだ。

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  • 小説は、既にブックオフに売り飛ばされてました
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