ヒロインのモデルは『マジレンジャー』ホラン千秋 ヒーロー×悪の戦隊ラブコメ漫画の誕生秘話

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2020年05月31日 10:00  ORICON NEWS

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写真漫画『恋は世界征服のあとで』のカラーイラスト (C)若松卓宏、野田宏/講談社
漫画『恋は世界征服のあとで』のカラーイラスト (C)若松卓宏、野田宏/講談社
 昨年10月より『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中の戦隊ラブコメディー漫画『恋は世界征服のあとで』(原作:野田宏 漫画:若松卓宏)。世界平和を目指すヒーロー戦隊「ジェラート5」のリーダー・相川不動と、世界征服を目論む秘密結社「ゲッコー」の戦闘員リーダー・禍原デス美が、仲間や世間を欺きながら禁断の交際をする物語が人気を博している。ありそうでなかった、ヒーローと悪役の“禁断の恋”を描いた理由や、キュートなデス美のモデルになった人物など、担当編集の小田太郎氏を含めて3人に聞いてみた。

【画像10枚】ホラン千秋をモデルにしたキュートな悪役・デス美…漫画第1話

■まさかの戦隊作品に疎い原作者…… デス美を核に作品誕生「不憫な子がかわいい」

 戦隊ヒーローを扱う中、どうして敵キャラとの恋模様をメインに描いたのか。誕生のきっかけを聞くと野田氏は「最初はデス美のイメージだけあったんですよ。才能はあって周りからは評価されているけど、本人はそれを望んでいない不憫(ふびん)な子がかわいいなって思って」とデス美のイメージを最初に固め、「いきなりこんなこと言うのもなんですが、僕、あんまり戦隊モノって見たことなかったんです」と原作担当にも関わらず戦隊作品に疎いことを笑いながら暴露。戦隊作品の大ファンだという若松氏と協力しながら作品を作り上げているという。

 続けて野田氏は「最初はデス美だけのストーリーだったんですが『恋の相手が欲しいね』と編集担当の小田さんと相談して、じゃあ、誰と付き合ったら面白いかなって考えて戦隊ヒーローのリーダーと恋をする設定になっていきました」と話すと、小田氏も「デス美の恋の相手も色々考えましたよね。同じ秘密結社の新入社員とか」と誕生秘話を明かした。

 雑誌連載にする決め手を小田氏に聞くと「僕は以前にも『盤上のポラリス』と言う作品で若松さんと一緒に仕事をしたことがありまして、その時からかわいい女の子を描く作家さんだなと思っていました。野田さんとお仕事するのはこの作品が初めてですが、最初に見せてもらったネームからかなり発想がぶっ飛んでいた(笑)。なので、この二人なら鬼に金棒かな、と」と“読者受けする”と初期段階から良い意味で手応えを感じたという。

 漫画サービス『マガポケ』でも読める作品で、読者からの反響は「アプリ向けにしようと意識している訳ではないのですが、冒頭からわかりやすい面白さがあるので、ツイッターで公開した1話目も反響があったんだと思います。読者からもデス美がかわいいと言う声が一番、聞こえてきますが、最近のとある回でジェラード・ピンクの株が急上昇していい意味で驚いてます!」と、女の子のキャラクター人気がすごいと説明。2人のラブコメが前提としてあるため、途中から読んでも理解しやすいこともあり、新規読者からの満足度も高いと話す。

■デス美は連載重ねて露出増加 「これ、いらなくないですか?」担当編集が指示

 悪キャラらしい少しセクシーな衣装を着たり、らしかぬ照れる仕草を見せるデス美だが、モデルは存在するのだろうか。キャラクター設定でこだわったことについて若松氏は「『スパイダーバーズ』のグウェンはイメージあったかな。あとは『マジレンジャー』(2005年)の敵役・ナイ(ホラン千秋)とかも参考になってると思います。最初はもう少し装飾が多い衣装で肌も布で覆っていたんですが…」と振り返ると、野田氏は「小田さんにどんどん脱がされていったんだよね(笑)。肌を覆う布とかも『これ、いらなくないですか? 脱いじゃいましょう』みたいな(笑)」と暴露。 否定することなく若松氏は「脱がせ上手なカメラマンみたいでしたね。だから予告カットで描いたデス美と連載開始以降のデス美は衣装が違うんですよ。明らかに露出が増えてます(笑)」といい、「マスクも最初は顔を全て覆うタイプでしたが、かぶっていても表情がわかるように口元や目元を大きく開けたりしました」と連載を重ねるごとにキャラクターの描き方が変わって来ていると明かす。

 2000年以降の戦隊作品は欠かさず見て来た中で、好きな作品や出演していた俳優やアイドルについて若松氏は「『マジレンジャー』は外せないですね。あとは『キョウリュウジャー』『トッキュウジャー』あたりが好きです。好きな役者さんはマジブルー役の甲斐麻美さんや、敵役のホラン千秋さん、トッキュウイエロー役の小島梨里杏さん、キョウリュウヴァイオレット役の飯豊まりえさん。キョウリュウジャーはサンバを踊りながら変身するんですが、そのダンスがかわいかったんですよ」と興奮。『恋は世界征服のあとで』は、デス美のモデルになったホラン千秋が出演する『魔法戦隊マジレンジャー』からの影響が大きいようだ。

 最後に今後の見どころを聞くと、野田氏は「2人の関係性が深まっていくのを見守りつつ、ようやくほかのキャラクターを描写できるようになってきたので、そのあたりも楽しんでほしいですね。読者の方には主役の二人以外にもぜひ、それぞれの推しキャラを見つけてほしいです」、若松氏は「僕は王女シリーズ(※作中に登場するデス美の同僚たち)が描けるのが楽しくて。ぜひ彼女たちも見てあげてください。王女たちのデザインを考えるの好きなんですよね」とアピール。

 小田氏は「僕は二人の禁断の恋にドキドキハラハラしつつ、だんだんデス美が仕事や恋愛で悩む一人の人間としての描写も増えてきたので、その成長を見守るように読んでもらえれば!」と呼びかけた。

このニュースに関するつぶやき

  • 「トッキュウイエロー」という間違いはダメです。
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  • ジェットマンは敵の女幹部とレッドが元恋人同士なんだがw
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