SixTONES 京本大我×ジェシー、歌でグループ支える“きょもジェ”コンビ トークで見せる意外な関係性が面白さに

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2020年06月01日 06:01  リアルサウンド

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リアルサウンド編集部

 『Johnny’s Smile Up!Project』の一環として、ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルには、ほぼ毎日のように動画がアップされている。家で過ごす時間が長い今、非常にありがたいコンテンツだ。5月26日には、SixTONES・ジェシーが全編英語の動画をアップ。「勇気100%」をギターで弾き語りしてみせ、話題になっていた。何かと気が滅入りがちなこの時期、世界中のファンが癒やされたのではないだろうか。そこで、今回の「SixTONES&Snow Man徹底解剖」では、歌でSixTONESを支えるジェシーと京本大我の“きょもジェ”をご紹介したい。


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 同じ2006年にジャニーズ事務所へ入所し、長年活動をともにしてきた京本とジェシー。実は、京本の父・京本政樹はジェシーと仲が良く、SixTONESがデビューすることもジェシーから聞くというエピソードもあるほど、不思議な関係性の2人だ。約14年間ジャニーズメンバーとして活動を続け、今ではSixTONESを歌の面から支えるメンバーとなっている。


 実際、SixTONESの楽曲において2人がソロを取ることが多い。2ndシングル表題曲「NAVIGATOR」もそうだ。サビ前は京本とジェシーがソロで歌い、サビで全員がユニゾンすることで2人の声がさらに目立っている。こうすることで曲全体がまとまり、引き締まるのだ。だが、歌声をそれぞれで聞くと京本は美しくドラマティック、ジェシーは真っ直ぐでミドル成分が強めと、違うカラーを持っていることが分かる。にもかかわらず、2人が一緒に歌うとまとまりを見せるから不思議だ。2019年10月4日放送の『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)内コーナーの「あなたにお手紙書きましょう」で、京本が「声質が合わないかもしれないと思うこともありました。(中略)でもSixTONESとしてやっていく以上、ハーモニーから逃げちゃいけないと思い、休みの日に2人でカラオケにも通いましたね」と語ったことがある。2人の歌の相性は努力の証であり、SixTONESを歌で引っ張っていくという2人の覚悟の現れなのだろう。


 こうして歌の面で絆を見せる2人だが、それ以外の場面で仲の良さを見せることは多くない。しかし、ひと度2人でトークが展開されると意外な関係性を見せてくれるのも“きょもジェ”の面白みだ。グループにおいて京本は賑やかなタイプでこそないが、「お坊っちゃん」と呼ばれて自由奔放さを発揮している。ジェシーも持ち前の明るさで周りを照らし、どんなことでも「AHAHA!」と笑い飛ばしてしまう。声も大きく、テレビ番組やYouTubeの動画などではメンバーの田中樹がジェシーのギャグにツッコミを入れて収拾させているほどだ。だが、京本とジェシーという組み合わせになると、そのジェシーが京本を受け容れているのだ。例えば、ラジオ番組『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)で度々登場する「名探偵キョモン」のコーナー。『名探偵コナン』好きの京本のテンションは毎回MAXだ。しかし助手を務めるジェシーは、至って冷静。ふざけることもなく、自由に振舞う京本の聞き役に徹しているのである。


 この2人は歌以外の場面で、コンビになる機会が多くない。だからこそ、噛めば噛むほど、知れば知るほど新たな面が出てくる“スルメコンビ”だ。ぜひ、京本とジェシーに注目して“きょもジェ”の沼にズドンと落ちてみてはどうだろうか。(高橋梓)


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