「手間がめちゃくちゃ減った」 郵送とオンラインのハイブリッド給付金申請、非エンジニアの市職員が開発 経緯を聞いた

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2020年06月01日 18:22  ITmedia NEWS

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 政府が国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」を巡り、兵庫県加古川市が開発した「郵送ハイブリッド方式」がTwitterなどで話題だ。マイナンバーカードを持っていなくてもオンラインで申請でき、郵送方式より素早く給付金を支給できるという。受付開始から5日で申請が1万件に上り、9000件は既に支給準備が整っている。



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 開発した市の担当者はエンジニアとしての職務経験などはなかったが「特に難しいことはせずに作った」という。経緯を聞いた。



●郵送、オンライン方式の課題



 特別定額給付金は郵送方式とオンライン方式で自治体が申請を受け付けている。郵送方式の場合は手作業による事務処理が自治体職員の負担になり、支給までに時間がかかってしまう課題がある。



 オンライン申請の場合も、普及率の低いマイナンバーカードや対応スマートフォンなどが必要で入力ミスも起きやすい。結局、職員の手で確認作業が必要となるのが実情だ。



 加古川市は給付金の迅速な支給を行うため、郵送方式とオンライン方式の他に、それらを組み合わせたハイブリッド方式を考案。5月27日から運用を始めた。ハイブリッド方式は、給付金の案内用紙を各世帯に郵送し、申請はオンラインで受け付ける。



 市民は案内用紙とスマホがあれば申請できる仕組み。申請の受け付けページで、市が各世帯に郵送した案内用紙記載の照会番号、世帯主の情報、振込先口座の情報を記入。身分証明書や通帳の写真をスマホで撮影してアップロードすれば申請が完了する。



●「いかに早く間違いなく支給できるか」 開発の経緯



 郵送方式は申請用紙に必要事項を記入する時間や、書類をコピーする手間、封筒を用意して郵送する作業などが市民の負担になっていた。申請を受け付ける加古川市側でも、届いた申請書を職員が封筒から出して中身をチェックし、手作業でデータ化しており時間がかかっていた。



 加古川市は「マイナンバーカードを使った申請は便利で、市としても推進する」としているが、市内におけるマイナンバーカードの普及率は18%程度で、実際の申請も4000件程度だという。



 市の担当者は「早く(給付金を)支給したい。そのためには事務作業をどれだけ早く、間違いのないようにできるかが問題」と考え、21日にハイブリッド方式を考え出したという。コーディング不要の業務システム開発ツール「kintone」(サイボウズ)などを使い、22日には申請システムを内製。27日に公開した。



 ハイブリッド方式の導入で、職員の事務処理の手間は「めちゃくちゃ減った」(加古川市)という。申請用紙の処理やデータ入力の手間がないうえ、申請ページで市民が入力する項目をできるだけ減らしたことで、申請時のミスも減ったという。



 この結果を受け、加古川市はハイブリッド方式のシステムを作るためのkintone用テンプレートをオープンデータとして29日に公開した。



 「(他の自治体の)皆さんも大変で頑張っている。非常にたくさんの職員が投入されているため、少しでも作業を楽にしたい。他の自治体も早く給付金を支給してほしい」(加古川市)


このニュースに関するつぶやき

  • 国が作ったシステム(ほぼ外注)って使えないのが多いんだけど地方の方がいい仕事してるよなあ(;´・ω・)
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  • マイナンバーカードを持っていなくてもオンラインで申請でき、郵送方式より素早く給付金を支給できる→その素早さと能力…天晴れ!お見事!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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