「ベッテルは1年休暇をとり、2022年の復帰を目指す方がいい」と元F1最高権威者エクレストン

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2020年06月02日 09:11  AUTOSPORT web

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写真2019年F1ブラジルGPでのベッテルとエクレストン
2019年F1ブラジルGPでのベッテルとエクレストン
 元F1最高権威者のバーニー・エクレストンは、良き友人であるセバスチャン・ベッテルに対し、1年休暇をとり、F1の変化を観察してから、活動を再開することを勧めている。

 ベッテルが2020年シーズンかぎりでフェラーリを離脱するという発表がなされた後、4度のF1世界チャンピオンである彼の次の行き先について多くの憶測が持ち上がっている。

 ベッテルの移籍先としての現実的な選択肢はメルセデスとルノーのみであるが、2021年はF1活動を休止するという道もある。32歳のベッテルはルイス・ハミルトンより2歳若く、1年間の休養を取る余裕がある。そしてそれこそ、エクレストンがベッテルに勧めていることだ。

「1年休みを取るべきかもしれないと、私は彼に何度も言ってきた。そしてルールが変わる2022年に戻ってくればいい」と89歳のエクレストンは『Evening Standard』のインタビューで語った。

「そうすれば、F1がどう変わるかを見るチャンスになる。彼がやりたいのは、メルセデスに入ってルイスと対決することだろうが」

 エクレストンは現在はF1に関わっていないが、その動向を見守っており、1億4500万ドル(約156億円)の予算制限など、来季からF1に起こる変化に注目している。彼は、F1とチームは予算上限額に関する議論に長い時間をかけすぎたと批判している。

「まったく、くだらないことだ」とエクレストンは語った。

「彼らは500万ポンド(約6億7000万円)の差をどうするかで時間を浪費していた。彼らの予算からしたら小さな割合だ。他にやるべきことがあるはずだ」

「私がブラバムのオーナーだったころ、我々の支出はフェラーリよりはるかに少なかったが、それでも勝っていた。フェラーリの方は勝てていなかった。重要なのは人間であり、金ではない」

「金については、真の競争ではなくエゴの競争になっている。ある者は他の者より多くの金を使いたいと思っている。しかし繰り返すが、大衆はそんなことを気にしているのではない」

 コロナウイルス感染症のパンデミックによりF1の2020年シーズン開幕が遅れている。エクレストンは、今年はシーズン全体を中止すべきだとの考えを繰り返し主張している。

「おかしなチャンピオンシップじゃないか?」とエクレストン。

「オーストリアGPがあり、その翌週にも同じところでレースがあって、違う名前で呼ばれるということだ」

「チャンピオンシップを見てみれば、誰かが勝つだろうが、何に勝ったのかよく分からないだろう。そして人々は、あれは本物のチャンピオンシップではなかったからラッキーな勝利だったと未来永劫語り継ぐのだ」

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