名古屋グランパスは2日、FW金崎夢生が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。
緊急Web会見を行い、名古屋の小西工己代表取締役社長が出席。金崎は1日に愛知県内の病院にてPCR検査を実施し、陽性判定が出たと報告した。
クラブは5月20日からグループ分けをしてトレーニングを実施し、29日の練習後に金崎は倦怠感や頭痛などの症状があることを報告。その後2日間はクラブの活動がオフとなっており、6月1日から全体練習をスタートさせたが、同日の朝に38度を越える熱があったために金崎は練習を欠席した。同日に病院でPCR検査を行い、午後に陽性反応が出た。
名古屋は練習を本日から中止。現時点で他の選手やクラブスタッフに風邪のような症状は出ていないとしている。小西社長はしばらくの間、トップチームの練習を中断することを発表し、今後は保健所と連携を取りながら濃厚接触者の判別や施設の消毒などを進める。練習再開スケジュールは未定。
金崎は5月14日から15日にかけて自家用車で神奈川県の親類宅を訪問していることも報告された。クラブは緊急事態宣言下での県外への移動となったことについて、「移動する場合は車などを使用し、細心の注意を払って行動するよう話していた」と回答。訪問の理由については「確認できていない」としている。
クラブは連日検温を進めていたが、金崎の体調は27日からは36度台を推移。30日に37.2度となり、1日に38度を越えた。グループトレーニングでは、駐車場の車から直接グラウンドに入り、3密を避けて接触のないフィジカル中心のメニューを進めていた。金崎の症状は軽度で、現在は平熱に戻っているとのことだが、愛知県内の病院に入院する。