アロマのマウスウォッシュでニオイもケア

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2020年06月03日 10:02  オズモール

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◆口の中を健康に!アロマを使った手作りマウスウォッシュでオーラルケア

外出自粛で家にいる時間が増えたことで「歯磨きをていねいにできるようになった」という人がいる一方、「一日中家にいるとだらだら食べてしまって口の中の環境が悪くなった」という人もいるのでは? この機会に毎日のオーラルケアを見直してみよう。



気づかないまま進行する!20代から増加する歯周病


口の中に住んでいるといわれる細菌は、300種類以上。口の中のケアが十分に行き届いていないと、歯と歯ぐきのすき間に歯垢がたまり、その中の細菌がむし歯や歯周病を引き起こすことに。特に歯周病は、むし歯と違って痛みなどの症状が出にくく、ゆっくり進行していくので、気づいたときには歯を抜かざるをえない状況になっていることも。

歯周病というと、中高年がかかるというイメージを持ちがちだけど、実際は20代から増加しはじめ、30歳以上では予備軍も含めると約8割が歯周病というデータも。特に歯周病菌は女性ホルモンと密接なつながりがあり、女性ホルモンが変化する思春期や妊娠期、更年期は歯周病菌が増殖しやすくなるので要注意。歯周病菌は口臭の原因にもなるので、毎日のオーラルケアで、できるだけ口の中を清潔に保ちたいもの。




抗菌&消臭作用が期待できるアロマでオーラルケア
オーラルケアの基本は、食後のていねいな歯磨きだけど、それにプラスしたオーラルケアとしておすすめなのが、アロマ。アロマセラピストの柏原茜さんによると、「実は精油や精油成分は多くの市販の歯みがき剤やマウスウォッシュに使われている」とのこと。
「ハーブや精油は、口の中を清潔にして、健やかに保つために古くから使われてきました。特に抗菌作用を持つ成分を含む精油やハーブは、口臭予防も期待できます」(柏原さん)

例えばさわやかな香りのスペアミントやペパーミントは、歯磨き剤の香りとしてなじみがあり、口の中をさっぱりさせて違和感なく使用できるはず。歯医者の独特な香りとして有名なのが、抗菌作用を期待できるクローブ(丁子:ちょうじ)。スパイシーな香りで、歯科では古くから使われているけれど、皮膚や粘膜への刺激が強いので、使用や取り扱いには注意して。同じく抗菌作用が期待できるティートリーは、比較的安心して使える精油。




口の中がスッキリする!手作りマウスウォッシュ
「オーラルケアに精油を気軽に取り入れるなら、手作りのマウスウォッシュがおすすめです。マスクをしていてニオイが気になるときには、マスクに垂らすこともできます」(柏原さん)
柏原さんおすすめのマウスウォッシュの作り方は次の通り。

●手作りマウスウォッシュ
<材料>
スポイトつきの容器(ガラス製のものがおすすめ)
精油(ペパーミントまたはスペアミント合計5〜6滴、ティートリー5〜6滴、お好みでクローブ0〜2滴)
無水エタノール(またはウォッカなど、アルコール度数の高い無味無臭のお酒):30ml

<作り方>
容器に無水エタノールを入れる。精油を加えて(合計12滴以内が目安)、よく振って混ぜる。※無水エタノール10mlにつき、4滴以内。

<使い方>
歯磨き後などに、コップ1杯の水にマウスウォッシュを5滴くらい垂らして、うがいする。マスクに垂らす際は、マスクの外側など、肌に直接触れない場所に垂らす。布マスクはシミになることがあるので注意。
ミント系の精油やクローブは刺激が強いので、原液で使用するのはNG。肌に直接触れないようにすること。乳幼児や妊娠中の人、高血圧やてんかんの持病がある人は、使用を避けて。

口の中を健康に保つには、歯医者で定期的にクリーニングを受けることも大切だけど、まだ気軽には通院しにくい状況。自宅でのオーラルケアで口の中の環境を整えよう!


教えてくれた人
柏原茜さん
英国IFPA認定アロマセラピスト、中医アロマセラピスト。英国ITEC解剖生理学・ホリスティックマッサージディプロマ取得。現在は「東西中医アロマスクール・サロン」(東京・吉祥寺)にて、講師として勤務。著書に『スピリチュアルアロマテラピー事典』(河出書房新社)がある。


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