「怒りに満ち溢れた」…イガロ、人種差別問題への考えを主張「僕たちは皆同じ」

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2020年06月06日 21:41  サッカーキング

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マンチェスター・Uでプレーしているイガロ [写真]=Icon Sport via Getty Images
マンチェスター・Uに所属しているナイジェリア代表FWオディオン・イガロが、人種差別問題に対して自身の考えを明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が5日に同選手のコメントを伝えている。

 5月25日にアメリカのミネソタ州で、黒人男性のジョージ・フロイド氏が警察官による拘束で亡くなった事件を受けて、全世界で人種差別問題が話題となっている。イガロは自身の体験を踏まえて、人種差別問題に対して自身の想いを語っている。

「もし自分が試合中に人種差別の対象となったら、レフェリーに報告して様子を見る。けれども、もしレフェリーが何もしてくれなかったら、自分はピッチから立ち去るつもりだ」

「中国でプレーしていた時のある試合では、色々な名前で呼ばれたし、試合後には握手をしないこともあった。怒りに満ち溢れた僕は、ドレッシングルームに直行し、サッカー協会に報告した。自身の性格上、この件を公にすることはなかった。問題を引きずり出すことは好きじゃない。でも、これはどの国でも容認されるべきではない」

「誰も人種差別を認めてはならない。僕たちは皆が同じ人間だ。肌の色にもかかわらず、僕たちは皆同じだ。同じ世界に生き、同じ人生を送っている。今日始まった問題でなければ、今日終わる問題でもない。時間はかかるだろう。今の状況が物語を変えて、差別の無い世界へ向かっていくことを願っている。僕たちは次世代のために戦っているんだ」

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