バルセロナに所属しているU−21スペイン代表FWアンス・ファティに大型オファーが届いていたようだ。スペインメディア『アス』が6日に報じている。
今月4日、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のもとにファティ獲得のオファーが届いたという。移籍金は1億ユーロ(約124億円)もの大型オファーとなっていたが、バルセロナ側にファティを手放す意思がなかったため拒否した模様だ。どのクラブがファティ獲得のオファーを提示したのかは現時点で明らかにされていない。
バルセロナはインテル所属のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスやユヴェントス所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチの獲得を画策していることから、現行選手の売却を考えていると報じられている。フランス代表DFサミュエル・ユムティティ、ポルトガル代表DFネウソン・セメド、クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルなどがクラブを去ると噂されているが、ファティは放出対象ではないという。バルセロナの未来を背負う存在としてクラブから期待されているようだ。
現在17歳のファティはバルセロナの育成組織出身。昨年8月に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節ベティス戦でトップチームデビューを飾ると、そのまま主力に定着。今シーズンは全公式戦で24試合に出場し5ゴール1アシストを記録している。ファティは昨年7月に2022年6月30日までの新契約を締結した。同12月には違約金が1億7000万ユーロ(約205億円)の新契約が発表され、プロ契約締結とトップチーム昇格を果たした場合には違約金が4億ユーロ(約480億円)に増額されることが伝えられていた。