バイエルンに所属する元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが、人種差別問題について言及した。6日付けでスペイン紙『アス』が報じている。
ガーナにも自身のルーツを持つボアテングは、ベルリンで育った幼少期に人種差別を受けた経験があるという。しかし、サッカーには異なる背景を持つ人々を結びつける可能性があると信じており、また教育から改める必要性を感じているようだ。取材に応じた同選手は、以下のように語った。
「僕たちアスリートの声は、多くの人に届けることができる。様々なプラットフォームもあるから、僕たちは人種差別を撲滅する意識を広めないといけない。もちろんSNSに限らず、ブラック・アウト・チューズデーのような取り組みをすることも良いことだと思う」
「ただ、最も必要としているのは、子どもたちと一緒に活動し教育の一環として取り込むことだ。人種差別や虐待を受けている人を見たら声を上げるべきだと、子どもたちに教えていきたい。今後の学校のカリキュラムにおいて不可欠な部分だと思うし、社会の進歩にも繋がると思うんだ」
先日、アメリカで人種差別を原因とした事件が起きたばかりだが、ボアテングはこの問題の撲滅に向け決意を新たにしているようだ。