西武のアンダーハンド・與座が4回1失点 開幕ローテ入りへアピール

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2020年06月07日 17:41  ベースボールキング

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西武の與座海人
◆ 育成から這い上がり…

 西武の與座海人投手(24)は7日、本拠地・メットライフドームで行われている中日との練習試合に先発登板。4回を投げて69球、4安打で1失点という内容だった。


 沖縄尚学高から岐阜経大を経て、2017年のドラフト5位で西武に入団したアンダーハンド右腕。ルーキーイヤーのオフにトミー・ジョン手術を受けたことから一時は育成契約となったが、昨オフには支配下に復帰。今季は一軍定着を目指して春から奮闘を見せている。

 オープン戦では2試合に登板して防御率1.13と好投。そこから開幕がお預けとなり、調整の難しい自粛期間を過ごすことになるが、この日の登板前日には「状態は悪くないと思います。ここまでトレーナーさんともコミュニケーションをしっかりとってやってきましたし、コンディションは良い」と、頼もしいコメント。

 「相手チームも実戦感覚があがってくるなかで、そこでいかに投げ切れるか」というテーマを掲げて久々の対外試合に挑んだ背番号44は、初回から3人斬りで好スタートを決めると、2回は先頭のソイロ・アルモンテに安打を許すものの、三振と併殺打で結果的に3人斬り。テンポ良くアウトを重ねていく。

 3回も二死から四球を与えたものの無失点で封じたが、4回は一死から高橋周平とアルモンテに連打を浴びてピンチを迎え、二死から京田陽太にライトへの二塁打を許して1失点。それでも、残ったピンチは武田健吾を中飛に仕留め、なんとか最少失点で切り抜けた。


 この日は4回を投げて69球。少し慎重になった部分や決めきれない部分もあって球数は要したものの、被安打は4本で四球はひとつ。しっかりと試合を作り、開幕ローテ入りへアピールした。

 「今いる立場を守り切れるように、ただ重く捉えることなく、投げられる楽しさを噛みしめながら結果を残していきたいです」。

 育成から這い上がってきたサブマリンはこのチャンスを掴み取ることができるのか、今後の登板にも注目が集まる。


▼ 與座海人・プロフィール
ポジション:投手
投打:右投右打
身長/体重:173センチ/78キロ
生年月日:1995年9月15日
経歴:沖縄尚学高 − 岐阜経大 − 西武(17年・D5)
[通算成績] 一軍登板なし

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