ブサかわ犬として親しまれた“わさお”が推定13歳で8日亡くなった。青森県鰺ヶ沢町の特別観光大使などとして活躍した“わさお”に、町が追悼のコメントを公開した。
鰺ヶ沢町は、9日午後に「わさおが亡くなりました」とTwitterでコメント。「推定13歳、わさおプロジェクト(工藤健代表)によると、最後はまるで眠りに落ちるかのような、安らかな旅立ちだったそうです」と伝えた。また、「町のPRに多大な貢献をされたことに深く感謝申し上げるとともにご冥福をお祈りいたします」と“わさお”の貢献を称え偲んだ。
“わさお”は、菊谷節子さんに保護されて以来、節子さんが営むイカ焼き店の看板犬を務めていた。その後、「ブサかわ犬」として脚光を浴び、鰺ヶ沢町の特別観光大使やJR五能線・鰺ケ沢駅の観光駅長を務めるなど、地元のPR活動に貢献。映画化もされ自身が主演を務めたり、志村けんさんが園長を務めた「天才!志村どうぶつ園」にも出演し人気を博した。2017年には節子さん、2019年には妻の“つばき”を亡くした。2020年4月末には高齢のため立ち上がれなくなったと伝えられていた。