ジャニーズメンバーの登竜門的作品『ごくせん』 松本潤、亀梨和也、赤西仁らの活躍を振り返る

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2020年06月10日 06:01  リアルサウンド

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『ごくせん 2002 特別編』(c)日本テレビ

 6月3日から『ごくせん 2002 特別編』(日本テレビ系)が放送されている。主演を務めた仲間由紀恵は「皆さん、今は様々なことに気をつけながら生活する毎日だと思いますが、こんな時だからこそ、このドラマを見て笑ってスカッとして元気を出していただけたらと思います」(参考:仲間由紀恵主演『ごくせん』第1シリーズが18年ぶり放送へ 松本潤、小栗旬、成宮寛貴ら出演)とコメント。実際、平均世帯視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出したり、Twitterのトレンド入りを果たしたりと、放送から18年経った今も根強い人気を見せた。同作は第1シリーズから第3シリーズ、そしてスペシャルや映画版なども放送されている人気作であり、なにより、今やジャニーズメンバーの登竜門的作品でもある。これを期に『ごくせん』出演ジャニーズたちの活躍を振り返ってみたい。


参考:詳細はこちらから


松本潤
 第1シリーズに出演していたのは、嵐・松本潤。『花より男子』(TBS系)や『バンビ〜ノ!』(日本テレビ系)、『99.9 -刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS系)など、今やどんな役でもこなす松本だが、『ごくせん』で見せたのはクールな不良のリーダーだ。教師に反発するものの、仲間思いな沢田を演じる真っ直ぐな松本の演技は、当時19歳という若さがあってこそだ。全12話を通して、徐々にヤンクミ(仲間由紀恵)に心を開いていく様子も分かりやすくて良い。ヤンクミがが熱く盛り上がっていると「バカじゃねぇの」などと軽口を叩いたり、最終話ではヤンクミに好意を持っていることを宣言したり、なんだかほっこりするシーンもあった。こうして少しずつ柔和になっていくに連れ、表情も柔らかくなっていく沢田の様子は必見だ。「ヤンキーだけど実は仲間思いでいい人」という、老若男女が好きなキャラクターを好演する松本を堪能したい。


亀梨和也&赤西仁
 『ごくせん』シリーズの中でも爆発的人気を誇ったのが、2005年放送の第2シリーズだろう。ジャニーズJr.時代から人気だったシンメ、KAT-TUN・亀梨和也と元メンバーの赤西仁が出演していることも大きい。亀梨演じる小田切竜は、第1シリーズの沢田とはひと味違い、もっと口数が少なめでクールな人物。一方、もう一人の中心人物である赤西演じる矢吹隼人は、喧嘩っ早いヤンキー。しかし、どちらも仲間のこととなると熱くなるという王道コンビで、ドラマの中でもヤンクミから「お前ら似たもん同士だな」と言われるほど。第2シリーズは、亀梨と赤西のシンメだからこその絶妙なコンビ感が見どころではないだろうか。仲違いしていた2人がストーリーが進むにつれ、再び絆を取り戻していく様子はどこか微笑ましく見てしまう。かつての「仁亀」を存分に味わいながら観たい。


高木雄也
 ジャニーズメンバーがクラスのリーダー格を演じるのが恒例となった、2008年放送の第3シリーズ。このシリーズは、クラスの“頭”が対抗する形で2人いる。そのうちの一人である緒方大和を演じたのがHey! Say! JUMP・高木雄也だ。緒方はすぐに熱くなるタイプのヤンキー。もう一人のクラスの“頭”である風間廉(三浦春馬)と和解した後は、徐々に大人びた様子を見せていくが、仲間のこととなるとやはり熱くなってしまうところが可愛らしい。そして、高木が作るふとした瞬間の冷めた表情や、怒りをにじませる表情も良く、キャラクターが高木の雰囲気とも合っていたのではないだろうか。


 ちなみに、同シリーズには風間の取り巻きとしてジャニーズWEST・中間淳太、桐山照史、2009年3月放送の卒業スペシャルにはKis-My-Ft2・玉森裕太も出演している。同作には、いまだかつてないほど多くのジャニーズメンバーが登場していたのだ。


 現在、放送が確定しているのは第1シリーズの2話のみ。これを期に、配信やDVDなどで全話チェックしてみてはどうだろうか。人気ジャニーズメンバーたちの過去の演技を振り返ってみてほしい。
 
※高木雄也の「高」ははしごだかが正式表記 (文=高橋梓)


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