ロッテ・荻野、3番で出場し2打点「自分の仕事をやれれば」

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2020年06月12日 22:11  ベースボールキング

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ロッテ・荻野貴司[撮影日=2020年2月12日]
◆ 適時打を含む2打点

 ロッテの荻野貴司が12日、西武との練習試合で、井口資仁監督が就任した18年以降では初めて3番でスタメン出場した。

 『3番・センター』でスタメン出場した荻野は、初回無死一、三塁で迎えた第1打席、「前の2人がヒットでつないでくれたチャンス。自分も続くことが出来て良かったです」と西武の開幕投手に内定しているニールの144キロのツーシームをレフトへ打ち返す適時二塁打を放った。

 さらに4回無死満塁の第3打席は、ニールの高めのボールをしっかり見極め、押し出し四球を選んだ。

◆ 17年の二軍戦以来の3番

 荻野は井口監督が指揮をとってからチーム最多の197試合で1番に座るが、6月2日の練習試合が再開して以降は、2番やこの日は「3番?初めてではないです」と、17年8月1日のヤクルトとの二軍戦以来となる3番で出場するなど、トップバッター以外の打順も任されている。

 「特に打順は気にせず、自分の仕事をやれればと思います」と第1打席に適時打を放ったあと、球団を通じてこのようにコメントした荻野。昨季は得点圏打率リーグ3位の.347をマークし、勝負強さを見せたが、この日も得点圏で適時打と押し出し四球で2打点を挙げた。

 『1番・指名打者』で出場したソフトバンクからFAで加入した福田秀平が、1本塁打を含む4安打の活躍を見せた。1番を打てる選手が増えたことで、勝負強い荻野を3番に置くという選択肢もひとつできたのではないだろうかーー。開幕まで1週間を切った。荻野の打順を含め、上位打線がどのように組まれるのか注目だ。

▼ 6月2日以降の1番から3番打者
<2日〜4日vs日本ハム>
2日 1番・荻野 2番・角中 3番・鳥谷
3日 1番・荻野 2番・角中 3番・清田
4日 1番・荻野 2番・角中 3番・福田秀

<5日〜7日vs楽天)
5日 1番・福田光 2番・高部 3番・菅野
6日 1番・福田秀 2番・荻野 3番・清田
7日 1番・荻 野 2番・角中 3番・福田秀

<9日〜11日vs中日>
9日 1番・荻 野 2番・角 中 3番・福田秀
10日 1番・荻 野 2番・福田秀 3番・清 田
11日 1番・福田秀 2番・角 中 3番・鳥 谷

<12日vs西武>
12日 1番・福田秀 2番・角中 3番・荻野

文=岩下雄太
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