元阪神・呉昇桓が韓日米通算400セーブ! 母国で7季ぶりセーブ挙げ達成

4

2020年06月17日 06:50  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

2017年WBCにも出場した呉昇桓
◆ 阪神で2年連続セーブ王

 かつて阪神や米メジャーリーグで活躍した韓国プロ野球・サムソンライオンズのオ・スンファン投手(呉昇桓=37)が16日、母国リーグで7シーズンぶりにセーブを挙げ、プロキャリア通算400セーブを達成した。

 呉昇桓はトゥサンベアーズ戦の9回裏、4−3の1点リードの場面で6番手として登板。イニングの先頭を空振り三振に斬り、続く打者は1球で右飛。簡単に二死を奪うも、次打者に11球を投じた末に四球で出塁を許すと、連続四球を与えて、一打同点のピンチを招いてしまう。それでも最後は力で押し切り、三邪飛でゲームセット。韓国人投手では前人未到の大記録も、感情を爆発させることなく、快挙達成の瞬間を静かに噛み締めた。


 2004年のドラフトでサムソンに入団した呉昇桓は、大卒1年目からブルペンの一角として活躍し、韓国リーグで5度の最多セーブ・通算277セーブという大記録を引っさげて、2013年11月に阪神に加入。NPBでも2年連続最多セーブのタイトルに輝き、在籍2年間で通算80セーブを記録。2016年からはカージナルス、ブルージェイズ、ロッキーズと米メジャー3球団を渡り歩き、MLB在籍4シーズンで通算42セーブ・45ホールドと活躍した。

 韓日米キャリア通算399セーブを挙げて、昨季途中に韓国球界へ復帰したが、過去の違法賭博問題が発覚したことで、韓国野球委員会(KBO)から「72試合の出場停止処分」が課されており、昨季はKBOで出場がないままシーズン終了。今月9日にようやく処分が明け、同日に約1年ぶりの公式戦戦登板を果たしていた。


 今季はこの試合前までに3試合に登板して、直近2試合連続で失点をしていたが、迎えた今季初のセーブ機会で一発成功。次に見据える節目の記録は、元中日の岩瀬仁紀氏が持つ“アジア記録”の407セーブ、そしてあと12個に迫った韓国通算300セーブだ。
 

▼ 呉昇桓(オ・スンファン)プロフィール
投  打:右投右打
身長体重:178センチ・93キロ
生年月日:1982年7月15日生まれ(37歳)
経  歴:韓国・檀国大−サムソン(05〜13年)−阪神(14〜15年)−カージナルス−ブルージェイズ−ロッキーズ−サムソン(19年〜)

[KBO通算成績]
448試 28勝 13敗 278セーブ 13ホールド 防1.71

[NPB通算成績]
127試 4勝 7敗 80セーブ 12ホールド 防2.25

[MLB通算成績]
232試 16勝 13敗 42セーブ 45ホールド 防3.31

このニュースに関するつぶやき

  • おめでとう��です
    • イイネ!10
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定