開幕戦では13年ぶりの激突!上位浮上へ弾みをつけるのは…【ヤクルト−中日】

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2020年06月18日 18:13  ベースボールキング

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ベースボールキング

ヤクルト・石川
◆ 待望の「6月19日」シーズン開幕戦へ

 昨季はBクラスに沈んだヤクルトと中日。“開幕戦”では2007年シーズン以来、13年ぶりの顔合わせとなる。

【練習試合の戦績】
ヤ:☆★△△★★☆★★★−★(2勝7敗2分け)
中:★☆△★☆★☆☆★★★△(4勝6敗2分け)

 高津臣吾新監督を迎えて、前年のリーグ最下位から巻き返しを図るヤクルトは、6月の練習試合を4連敗という形で終えて12球団最下位でフィニッシュ。それでも、この調整期間で新加入の長谷川宙輝や、2年目右腕の清水昇がリリーフで好投するなど収穫もあった。ヤクルトは開幕から神宮15連戦。地の利を活かしてスタートダッシュを決めたいところ。

 対する中日は与田政権2年目。開幕投手の大野雄大が直近の12日DeNA戦(ナゴヤ)で5回11安打6失点と打ち込まれたのが不安要素ではあるが、打線に目を移せばリードオフマンの大島洋平をはじめ、主砲のダヤン・ビシエド、京田陽太ら、レギュラー陣が揃って打撃好調。昨季は故障で苦しんだソイロ・アルモンテが開幕に間に合い、オプションも加わった。9年ぶりのリーグ優勝を目指し、パワーアップした強竜打線で神宮に乗り込む。


◆ 過去の対戦成績を振り返ると…

【近年の対戦成績】
19年:ヤクルト 11−0−14 中日
18年:ヤクルト 14−1−10 中日
17年:ヤクルト 10−0−15 中日
16年:ヤクルト 16−0−9 中日
15年:ヤクルト 13−1−11 中日
合計:ヤクルト 64−2−59 中日 

 過去5シーズンの対戦成績をみると、ほぼ互角の戦いが続いているが、それも「神宮開催」となれば話は別だ。近年の中日は神宮との相性がすこぶる悪く、2014年から5シーズン連続で負け越し。2017年には10点差をひっくり返されるなど、神宮の魔物に苦しめられてきた。それでも、昨季6シーズンぶりに敵地で勝ち越し、ついに鬼門を突破した。今季は敵地でスタートダッシュを決め、悪夢を完全に振り払いたい。


◆ 開幕カードのキーマンは?

▼ ヤクルト・村上宗隆
[練習試合成績]打率.304 3本 7打点
[昨季対戦成績]打率.271 6本 15打点

 昨季のセ・リーグ新人王は、6月の練習試合再開後に体調不良で一時離脱も、復帰戦から2試合連続でアーチを描くなど打棒健在。調整段階とはいえ、バレンティンが抜けた新打線で早くも“4番”の風格を見せている。昨季は左腕相手に打率2割を切るなど苦戦したが、10日の日本ハム戦では左腕・堀瑞輝の速球を左中間席へ本塁打。リーグ屈指の左腕・大野雄大を相手に成長の証を示すことが来出るか、開幕戦では若き主砲のバットに注目だ。


▼ 中日・高橋周平
[練習試合成績]打率.324 0本 1打点
[昨季対戦成績]打率.359 3本 21打点

 練習試合で主力が揃って好成績を収めた中日。そんな打線のキーマンに挙げたいのがプロ9年目を迎えた高橋周平だ。昨季は「神宮」で打率.429(35-15)、3本塁打、15打点と、“神宮キラー”の堂上直倫と共にヤクルト投手陣を打ちまくった。開幕戦が行われる「金曜日」も打率.438(64-28)、5本塁打、21打点と昨季は大当たり。チームとしては走者を置いた状態でこの男に回し、一気に流れを掴みたい。


◆ 予想スタメン
▼ ヤクルト
(一)坂口智隆
(二)山田哲人
(左)青木宣親
(三)村上宗隆
(中)塩見泰隆
(右)雄平
(捕)中村悠平
(遊)エスコバー
(投)――――

▼ 中日
(中)大島洋平
(右)平田良介
(左)アルモンテ
(一)ビシエド
(三)高橋周平
(二)阿部寿樹
(遊)京田陽太
(捕)加藤匠馬
(投)――――


◆ 試合情報
▼ 6月19日(金)
ヤクルト(石川)−中日(大野雄)
<神宮 18時>
☆放送予定
・DAZN(18:00〜)
・BSフジ(17:20〜)
・東海テレビ(19:00〜)
・フジテレビONE(17:20〜)
・フジテレビONEsmart

▼ 6月20日(土)
ヤクルト(小川)−中日(山本)
<神宮 14時>
☆放送予定
・DAZN(14:00〜)
・NHK総合(13:50〜)
・フジテレビONE(13:20〜)
・フジテレビONEsmart

▼ 6月21日(日)
ヤクルト(山田大)−中日(梅津)
<神宮 13時>
☆放送予定
・DAZN(13:00〜)
・テレビ愛知(13:00〜)
・フジテレビONE(12:20〜)
・フジテレビONEsmart
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