アリアナ・グランデ異父兄、薬物・酒との決別から3周年を報告「辛かったがとても実り多い道のりだった」

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2020年06月19日 15:51  Techinsight Japan

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仲良し兄妹のフランキーさん&アリアナ・グランデ(画像は『Frankie James Grande 2020年3月14日付Instagram「dinner with my sister last week.」』のスクリーンショット)
人気歌姫アリアナ・グランデの異父兄フランキーさんが米時間16日にSNSを更新し、薬物とアルコールを断ってから丸3年を迎えたことを明かした。フランキーさんはこの記念すべき日に、アリアナがレディー・ガガとコラボした『Rain on Me』を熱唱する動画を公開、長文メッセージを綴っている。

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「プライド月間」の6月、世界各地ではLGBTQコミュニティーをサポートするイベントやパレードが行われている。そんななか、人気歌姫アリアナ・グランデの異父兄で同性愛者のフランキー・グランデさんが米時間16日、薬物とアルコールをキッパリ断ち切ってからこの日でちょうど3周年を迎えたことを自身のSNSで報告した。

「信じられない。夢にも思わなかった、こんな素晴らしい人生を送れていることに感謝の気持ちでいっぱいだよ。辛いながらもとても実りの多かったこの依存症克服の道のり。今日まで支えてくれた素晴らしい仲間達や家族の皆に、ありがとうって伝えたい。」

「依存症克服プログラムに、自分のすべてを委ねようって覚悟を決めた3年前のことは、今でも覚えている。」

そう綴ったフランキーさんはこの日、妹のアリアナがレディー・ガガとコラボした『Rain on Me』を熱唱する自身の動画を公開している。もともと同曲は、様々なトラウマにもがき苦しみ、そのヒーリングプロセスで流すたくさんの涙を“雨”に見立て「思い切り泣いていい」「雨よ降れ」とポジティブなメッセージを送っているのだが、フランキーさんは「涙は乾ききってはいないけど、少なくとも私はまだ生きている(I’d rather be dry, but at least I’m alive)」という歌詞が特に心に響くと明かしている。

途中で治療を諦め投げ出したくなった日々を回想しながら、これまでの1097日間を薬物ともアルコールとも決別し続けることができた、これからもそうするつもりだ―と誇らしげに綴ったフランキーさんは、そんな自分自身に向けて、そして現在依存症に苦しむ人達に向けて次のようにメッセージを綴った。

「すべての出来事には理由がある。僕達の目の前に暗闇が立ちはだかるのは、光を探し当てるため。僕達が過ちを犯すのは、そこから学びを得るため。時々出てしまう僕達のもろさは、うちに秘めた本当の強さや可能性に自分自身で気付くことができるように与えられた贈り物なんだ…。」

「愛しています。どうか心を強く持ち続けて。もしあなたがアルコールや薬物依存と闘っているのなら、どうか助けを求めてください…。」

さらにフランキーさんは、最後に「SAMHSA(Substance Abuse and Mental Health Services Administration)=薬物乱用・精神衛生管理庁」ホットラインの電話番号を記している。

LGBTQコミュニティーのシンボルとしておなじみのレインボーをバックに、アイシャドウやフェイスペイントまでレインボーに統一し、自身にとって大変思い入れのある『Rain on Me』を熱唱したフランキーさん。アリアナ・グランデやレディー・ガガの歌唱力と比べればさすがに劣ってしまうのは否めないが、感情を込めて懸命に歌う姿に胸を打たれた人は多かったようだ。90年代を象徴するボーイバンド「イン・シンク(*NSYNC)」のメンバーで2014年に同性婚を果たしたランス・バスをはじめ、多数の人々から絵文字やメッセージなどのコメントが寄せられている。

妹のアリアナ・グランデもフランキーさんのこの投稿に「心から愛してるわ」とコメントしており、兄の快挙を祝福していた。



画像は『Frankie James Grande 2020年3月14日付Instagram「dinner with my sister last week.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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