もしかしてコロナうつ?ある日、起き上がれなくなったら…〜その1〜

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2020年06月20日 10:40  Suits-woman.jp

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新型コロナウイルス感染防止対策として外出自粛が要請された「緊急事態宣言」。テレワークへの移行や、飲食店や映画館などの娯楽施設の休業など、我々が経験したことがない事態に遭遇しました。そんな中、「なんとなく気力がわかない」、「以前と比べて体調がよくない気がする」というような「コロナうつ」になってしまった人もいるようです。

ある日、起き上がれないほどの激しいめまい

宮田裕子さん(仮名・37歳)は、6歳の娘を育てながら、衣料品メーカーの販売員として働いていました。しかし、今年3月の終わり心から、コロナの影響が仕事に出始めたそうです。

「私が働いていた店舗は、駅ビルの店舗に入っていました。アクセスが良いため、海外からの観光客や仕事帰りのOLなどで遅い時間帯まで混んでいました。しかし、新型コロナウイルスの感染者が増えだした3月末から、どんどんお客さんが減ってきました。私は時間給制のパートタイム社員だったので、シフトも減らすように上から指示をされました」

裕子さんは、広告代理店に勤めている会社員の夫と昨年、マンションを購入したばかり。ローンもあと数十年分残っています。緊急事態宣言後、夫の仕事もテレワークで、ずっと在宅になってしまったそうです。

「娘の保育園は卒園式が二度延期となり、卒園証書を渡すだけの簡素な式になりました。夫はその頃、体調を崩して、38度9分の熱が出て咳も酷かったので卒園式には参列できなかったんです。念のために自宅内で、別室で暮らしていました。夫の仕事もテレワークが中心となり、新規案件のキャンセルが相次ぎ不安になっていました。

小学校の入学式も、できるかどうか不透明な中、目が覚めると起き上がれないほどのめまいに襲われたんです。日付もきちんと覚えています。3月31日。まだ緊急事態宣言の前でした……」

誰しもが、予期せぬ新型コロナウイルスという未知なる事態に不安を抱いていた頃、裕子さんは体調に異変をきたしたそうです。

「目が覚めると、天井の照明が上下に激しく揺れているような感覚に陥りました。まるで自分がいる布団ごと、荒波に飲まれて揺れているようなめまいでした。ハンモックのようなものに乗って、揺さぶられているような錯覚があり、思わず敷布団を手でつかみました。そして『助けて―』と、別室で寝ている夫と娘に助けを呼びました」

『タワー・オブ・テラー』に乗っているような激しいめまい

今まで経験をしたことがない激しいめまいに襲われたという裕子さん。しかし、一時的なことだろうと思い、いつもどおり起き上がり、布団から出ようとしたそうです。

「今でもはっきりと覚えているのですが、起き上がろうとすると足がすくわれるような感覚でふらつき、目に映る地面が揺れました。しかし、疲れているだけだろうと思い、ふらつきながらも台所に立って、朝の準備を始めました。決定的だったのが、着替えようと思い床に落ちている靴下を拾おうとしたんです。すると、下を向いたとたん、床ごと回転しだしたような、体中が揺さぶられたようなめまいになり、その場に倒れ込みました」

「これは普通の状態ではない」と感じた裕子さんは、すぐに耳鼻科を受診したそうです。

「耳鼻科では、すでに新型コロナウイルスの感染防止策がとられており、受付にはビニールシート、先生は手袋やフェイスガードを着用していました。あまりの重装備に、新型コロナウイルスへの恐怖が募りました。耳鼻科では、フレンツェル眼鏡という目の揺れがわかるような大きめのレンズの眼鏡を掛けた検査を受けました。これが、わざとめまいを起こすため、診察台を倒して寝たり、横を向いた姿勢になったりするんです。めまいがまた起きそうで怖かったです」

フレンツェル眼鏡での検査結果は異常なしでしたが、「良性発作性頭位めまい症」という診断を受けます。

「原因はわからないけれど、良性発作性頭位めまいだったらすぐ治るといわました。とりあえず処方された、めまいの薬をずっと飲み続けていました」

そんな中、緊急事態宣言が発令され、裕子さんが働いていた店舗は駅ビルのテナントだったため、無期限の休業に。この頃から体調不良が悪化したそうです。

「夜になると、布団に入ろうと頭を枕に傾けるとまた天井が激しく揺れるめまいが襲ってくるんです。しかも、左側を向くと今度は、目に入る景色が上下し、船酔いのような状態に。例えるなら、ディズニーシーの『タワー・オブ・テラー』に乗っている感じ。目の前の風景が、頭の位置を変えると、前後や左右に上下するんです…」

裕子さんは、次第に夜になるのが怖くなっていったそうです。

「本当に治るのだろうか……と不安になっていました。緊急事態宣言が発令されたため、症状が治らなくても、通院は控えていました。貰っためまいの薬を飲む以外、治療法がなくてどんどん不安になっていきました。

また、仕事がどうなるのだろう、マンションのローンはと考えると、急に悲しい気分になったり。夜、布団に入ると、激しいめまいがするため、怖くなり不眠症状に……。気づけば、一時間置きに目が覚め、頭の位置を変えると激しいめまいのため、寝返りが打てず硬直した姿勢で寝ていました」

不安があると、睡眠不足につながるようです。

症状の悪化から、あらゆる検査へ。結局たどり着いた病名とは…? 〜その2〜に続きます。

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