輪ゴムで犬の去勢を試みた女、動物虐待容疑で逮捕「お金がなかった」(米)

5

2020年06月20日 21:22  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

輪ゴムで犬の去勢をしようとした女(画像は『WGNTV.com 2020年6月16日付「Indiana woman charged after attempting to neuter her dog by herself」』のスクリーンショット)
「動物病院に連れて行くお金がないから」という理由で、自宅で飼い犬の去勢を試みた62歳の女が逮捕された。犬は去勢後に患部から出血し、命の危険もあったことから動物病院で治療を受けている。『Chicago Tribune』『The Times of Northwest Indiana』などが伝えた。

米インディアナ州ポーター郡ポーテージ在住のキンバリー・オールダム(Kimberly Oldham、62)が今月14日、重罪にあたる動物虐待の容疑で逮捕された。キンバリーは飼い犬のヨークシャーテリアとチワワのミックス犬(3歳)の去勢を輪ゴムを使用して自宅で行い、虐待した疑いがもたれている。

ポーター郡保安官事務所によるとキンバリーは5月25日、近所の住民に「オス犬の去勢は自宅で簡単にできる。睾丸に輪ゴムをきつく巻けば、痛みを感じることもなくそのうちポロリと落ちる」とアドバイスを受け、自宅でその去勢方法を行ったという。

しかし翌日、患部の出血が止まらないのを見て驚いたキンバリーは、飼い犬をホバート動物病院に連れて行き、自宅で去勢したことを告白。獣医は「キンバリーが犬を虐待した疑いがある」として保安官事務所に通報した。

獣医は「一目見て、犬が痛みで喘ぎ、喉が渇いているのが分かった。陰嚢の根元にはデンタルフロスのような紐が巻かれ、酷く傷ついていた。放っておくと命の危険もあったので、当院で適切な去勢手術を行った」と当時を振り返っている。

キンバリーは保安官事務所の調べに対して、「『飼い犬を去勢せず放置している』というクレームが何件もあった。犬を傷つけるつもりなどなく、動物病院で去勢する金がなかっただけだ。近所の住人からアドバイスを受け、犬を腕に抱え、自分で輪ゴムを巻いた」と話しており、虐待については否認しているようだ。

保安官事務所は「キンバリーは非常に動揺し、自分のしたことを後悔しているようだ。犬は動物病院でケアを受けており、現在里親を募集中である」と述べている。

ちなみにこのニュースには、「低所得者用に無償の去勢手術をしてくれる獣医がいるはずよ」「お金がなくて世話ができないのであれば、動物を飼う資格はない」「犬が死ななくて良かった」「アドバイスした近所の人もどうかと思う」「考えただけで痛い」「最初から病院へ行けば良かったのに。高くついたね」「家畜の去勢をゴムでするのは聞いたことがある。でも彼らはプロだからね」といったコメントがあがっている。

画像は『WGNTV.com 2020年6月16日付「Indiana woman charged after attempting to neuter her dog by herself」』『Internewscast 2020年6月18日付「Indiana woman, 62, charged with animal cruelty when she attempted to neuter her dog by herself」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • ○○人も 去勢してください
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

ニュース設定