150キロ台連発! オリックス“神童”ヨシノブの快投劇で初勝利「最高の立ち上がり」

6

2020年06月22日 06:42  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

オリックス・山本由伸
◆ ストレートで楽天打線を圧倒

 連敗中だったオリックスの3戦目を託されたダブルエースの一角、山本由伸が指揮官の期待に一発快投した。

 「オープン戦で点を取られていたので、いつも以上に気をつけて」臨んだ立ち上がり、先頭の茂木栄五郎を全球ストレートで3球三振に仕留めると、最速155キロの直球を含め、150キロ台を連発。三者連続三振という「最高の立ち上がり」を見せた。

 首脳陣は「最低でも勝ち越し、願わくば3連勝」という思いから、開幕3連戦に山岡泰輔と山本由伸のダブルエースを投入したが、打線と中継ぎが踏ん張れずに2連敗。そんな負の流れの中で、初回から楽天打線を寄せ付けない圧巻の三者連続三振。これには無観客の京セラD大阪も騒ついた。

 その裏、ここ2戦沈黙していた打線が先制点を奪うと、その後は「とにかくその点を守ろうと思って投げた」という山本が、「手ごたえがあった」と振り返ったストレートで楽天打線を圧倒。8回までで94球、無四球3安打の無失点、10奪三振という内容で、“神童”の異名に相応しい快投を見せた。


 これには西村徳文監督も「初回からかなり飛ばしてるのは見えた。素晴らしいピッチング」と賛辞を送り、完投させなかったことについては「本人とは話をし、球数のところを考え、きょうは100球以内で終わらせようと思ったので代えました」と説明した。

 その成長ぶりに指揮官は目を細め、「初回の投げっぷりを見て、皆がヨッシャという気持ちになったと思う。最初から飛ばし過ぎじゃないかと思うぐらい力入れていた。キャンプから見ていて、相当な責任感を持ってくれているのは感じている」とコメント。エースへの信頼度は増すばかりだ。

 弱冠21歳の右腕も「もっともっと良いピッチングができるように、来週に向けて良い準備をしていきたい」と、さらなる高みを見据える。“神童”ヨシノブの2020年シーズン開幕は、チームの初勝利と共に訪れた。


文=どら増田

このニュースに関するつぶやき

  • わが楽天打線が、ハム時代のダルに完全に支配されてた当時を彷彿するピッチングだった。。無観客の中淡々と進むゲームはエグい…。
    • イイネ!0
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定