「フォション」日本の店舗は営業継続　法的整理はパリの2店舗が対象

フランスに本店を構える高級食材店「フォション（FAUCHON）」が裁判上の更生手続を申請したとAFP通信が報じた。この報道を受けて、SNSではフォションの日本撤退を懸念する声が上がっていたが、フォション ジャパンはFASHIONSNAP.COMの取材に対し「更生手続はパリの2店舗が対象となっている」と回答。日本事業への影響はないことがわかった。

　本国のフォションは、フランス政府への抗議活動「ジレ・ジョーヌ（黄色いベスト運動）」や新型コロナウイルスの流行によるロックダウン（都市封鎖）によって店頭売上が減少。特にパリ・マドレーヌにある2店舗への影響が著しく、経営継続が困難になったため更生手続に至ったという。なお、パリに構えるフォションのホテルやグランドカフェ、ティーブティックと、日本を含む海外の店舗は従来通り営業を継続する。

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　フォションは1972年に日本に上陸し、現在は東京8店舗、大阪2店舗を含めて全国で30店舗を運営。世界で2軒目となるホテル「フォション ホテル 京都」は計画通り年末の開業を目指すという。

■フォション ジャパン：公式サイト