『最強のふたり』監督最新作『スペシャルズ!』9月公開へ V・カッセルとR・カテブがバディに

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2020年06月25日 12:11  リアルサウンド

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『スペシャルズ! 〜政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話〜』(c)2019 ADNP - TEN CINEMA - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - BELGA PRODUCTIONS - QUAD+TEN

 『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督作『The Specials(英題)』が、『スペシャルズ! 〜政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話〜』の邦題で9月11日より公開されることが決定。あわせて日本版予告編とビジュアルが公開された。


参考:『セラヴィ!』オリヴィエ・ナカシュ監督が語る、人生の可笑しさと切なさ 「大事なのはユーモア」


 本国フランスでは動員数200万人を突破、スペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝き、セザール賞では9部門にノミネートされた本作は、実話に基づく人間ドラマ。


 主演を務めるのは、『ジェイソン・ボーン』や『ブラック・スワン』などハリウッド映画でも活躍するヴァンサン・カッセル。本作では政府や社会から理解を得るため見返りを求めず奮闘するケア施設の代表を演じる。共演にはジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブ。そして本物の介護者と自閉症の若者、その家族らが多数キャスティングされている。


 本作の主人公も『最強のふたり』と同じく、実在するふたりの男たちがモデル。1994年に自閉症の子どもたちやドロップアウトした若者の社会参加を支援する団体と出会ったナカシュとトレダノは、携わる人々から湧き出る活力やにじみ出る人間らしさに深く感動。当時まだ駆け出し監督だった2人は、必ず彼らを映画化すると心に誓い、約25年の時を経て実現に漕ぎつけた。ナカシュは「この出会いがきっかけで、僕らのハンディキャップやノーマライゼーションに対する関心は強くなっていった。そこから『最強のふたり』も生まれたんだ」と語っている。


 ポスタービジュアルには、ブリュノ(ヴァンサン・カッセル)とマリク(レダ・カテブ)の2ショットが切り取られ、「愛はどうだ!」とキャッチコピーが添えられている。


 あわせて公開された予告編では、課題を抱えながらも和気あいあいとしたケア施設での様子ややり取りが映し出される。ところが、四角四面な厚生省の無理解により閉鎖が示唆されるや、問題が一気にあらわになる。(リアルサウンド編集部)


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