ローソン限定「エースコック 麺屋武蔵×新宿中村屋W監修 麻辣カリー麺」のコラボゴリ押し感たるや! 増殖するコンビニ異色コラボカップ麺

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2020年06月28日 15:02  日刊サイゾー

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「コンビニの新商品はいつ並ぶのか?――それは火曜の朝である」

 1年間に5000品超の新商品が並んでいる日本のコンビニエンスストア。「バスチー」のように大ヒットするものがある一方で悲しいかな、日の目を浴びずに消えていくものが山ほどあるのもまた現実だ。本コラムでは、火曜朝に発売されるコンビニ新商品を独断と偏見でチェックし、そのポテンシャルを予測。また、ひっそりと消えていくコンビニ新商品を記録しておくのが「Tuesday Morning Reviews」である。

 なおこのレビューは、流通アナリスト・渡辺広明氏と主夫リーマン・テキパキオ氏の私見たっぷりな辛口対談によってお届けします!

テキパキオ(以下パキオ):ちょっと前に渡辺さんとアイスの食べ比べをしたときに、「新商品が多いね〜」って話しましたけど、コンビニ限定のカップ麺も負けていませんよね?

渡辺広明(以下渡辺):そうだね。カップ麺は年間1000品以上の新商品が発売されています。僕がコンビニバイヤーをやっていた15年前は500品超ぐらいだったので、倍以上に増えている。結局、コンビニと親和性の高い商品なんだよ。中でも有名なのはセブンと日清、「一風堂」や「山頭火」といったラーメン専門店のトライアングルコラボのプライーベートブランド(PB)カップ麺で、こうした組み合わせは当然他社にも広がりました。

パキオ:はい。今週はトライアングルを超えるコラボのカップ麺がローソンから発売されたんです。「エースコック 麺屋武蔵×新宿中村屋W監修 麻辣カリー麺」(税込み319円)で、もちろんローソン限定です。

渡辺:販売1社、製造1社、監修2社の計4社か、すごいね!スクエアコラボといったらいいのか、クアトロコラボとしたほういいのか……。ローソンは割と「新宿中村屋」とコラボしていることが多いけど、ラーメン専門店と老舗レストランの名前が並ぶのは斬新だな。

パキオ:「麺屋武蔵」は1996年創業。革新的なラーメンに取り組むことや各店舗で独自メニューや期間限定メニューを出すことで知られている超人気店です。かつては秋葉原にある店舗「麺屋武蔵 武仁」のアキバカリー麺がカップ麺になったこともあります。

渡辺:なるほど。多くの商品開発をしてきたローソンが核になって、コラボに積極的な2つの飲食店を引き合わせたと見ることもできるね。

パキオ:ノンフライ麺で、先入れのかやく粉末スープと後入れの液体スープのWスープ。奥深い旨味がありました。ぶっちゃけ「麻辣カリー」と言われても味が想像できなかったのですが、おいしいことは確か。

渡辺:特製スパイスを入れるとさらにスパイシーになるね!

パキオ:次はファミリーマートとRIZAPコラボの「野菜たっぷりちゃんぽん」(税込み237円)にいってみましょう。大きめのサイズでありながら全部食べても294キロカロリーというところが売りですね。麺だけなら267キロカロリー。カップ麺の代名詞でもある日清「カップヌードル」が351キロカロリーですから、ヘルシーなことは間違いありません。製造元は明星食品です。

渡辺:ファミマのRIZAPコラボは糖質量にこだわるという新しい切り口である程度成功を収めたと思います。ただ、飛ぶ鳥を落とす勢いだったRIZAPが新型コロナ直撃で、巨額赤字になっていますよね? ネガティブな報道が多い中、ファミマとのコラボ商品にも影響が出るのではないかとちょっと心配です。まあ、購入するお客様にはまったく関係ないのかもしれないけど。

パキオ:こちらもノンフライ麺で、味はまあまあ。ちゃんぽんにしては魚介風味がちょっと弱いかなと思いましたが、健康志向だからといっておいしさに妥協しているところはないと思います。

渡辺:最後はセブン限定の「日清 濃くてうまいMISO」と「日清 濃くてうまいTANMEN」(税込み各148円)。「MISO」はジンジャー、「TANMEN」にはガーリックが練り込まれた犹櫃瀘り込み麺瓩鮑陵僂辰峠颪い討△辰燭韻謬い鼎い拭

パキオ:正直、麺の見た目だけではわかりませんでしたし、よく噛んで食べてもわからない(笑)。ただ、スープも含めてジンジャーやガーリックのパンチが効いていましたよ。特に「MISO」のほうは喉奥にジンジャーの辛味が抜けていく感じがしましたから。

渡辺:えー、そんなにパンチ効いてた? 僕は「TANMEN」はありきたりな味だと思っていたけど……。

パキオ:塩分だけだったら「麻辣カリー麺」が7.9gで、「濃くてうまいMISO」は4.9gとかなり開きがありました。3g少なくても塩味が足りなく感じないのは、それこそスパイスとスープの組み立てが上手だからなんだと思います。そして個人的には値段を褒めたいですね。これでカップヌードルより50円安く買えるのはお客さんにとっては悪くないと思います。

渡辺:パキオさんが比較の対象に出したようにカップ麺は「カップヌードル」や「赤いきつね」など既存ブランドが圧倒的に強い世界なんだ。新ブランドを浸透させるのが難しいから、知名度や信頼度を利用したコラボ商品が次々と出てきた背景がある。ただ一方で、監修する企業にもお金が入るようになっているので単価も高くならざるをえない。ローソンの「麻辣カリー」のようなスクエアコラボが300円を超えたのも宿命と言えるかもしれないね。

パキオ:面白い商品も買ってみたくなるけど、給料が上がらないこのご時世やっぱり値段も気になります。僕がリピート購入するとしたら、おにぎりとの相性が良さそうなセブンの「濃くてうまいMISO」一択です。

渡辺:悲しいけど、どれもみな半年後もコンビニの棚に並んでいる商品ではないでしょうね。

【今日のまとめ】

・コンビニのカップ麺は新商品の宝庫

・コンビニでは販売×製造×専門店のトライアングルコラボカップ麺がよく売れる

・「カップヌードル」の壁はとてつもなく高く、たとえるなら無敗の帝王

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