離婚話を子どもにどう伝えたか…伝え方を後悔する率は「はぐらかした」ケースが最も高く 経験者100人調査

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2020年07月02日 15:40  まいどなニュース

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写真離婚すると決めたとき、親が最も悩むことのひとつが「子供にどう伝えるか」ともされています(imtmphoto/stock.adobe.com)
離婚すると決めたとき、親が最も悩むことのひとつが「子供にどう伝えるか」ともされています(imtmphoto/stock.adobe.com)

弁護士相談プラットフォーム「カケコム」を運営する株式会社カケコムは、離婚経験があり、子供がいる男女100人を対象に、「離婚について子供にどう伝えたかに関するアンケート」を実施し、6月16日に調査結果を公表しました。「離婚が決まった際、子供に離婚の話をしたか」どうかについて、「話した」と回答した人が55%、「離婚とは言わずはぐらかした」人が25%、「何も話さなかった」人が20%という結果に。一方、離婚の伝え方について後悔をしているかを聞くと、3つの中で「離婚とは言わずはぐらかした」人が、最も後悔していることが分かったといいます。

【図】詳しい調査結果を見る

昨今、芸能界でも不倫が話題になっていますが、新型コロナによる生活の変化などで離婚が増えているといいます。同社は「離婚すると決めたとき、親が最も悩むことのひとつが『子供にどう伝えるか』です」ともしており、アンケートからも多くの人たちが子どもへの対応を模索している状況が伝わってきます。

■離婚した人は子供にどう伝えているのか?

「離婚が決まった際、子供に離婚の話しをしましたか」という問いに、子供に離婚の話を「話した」と回答した人が55%、「離婚とは言わずはぐらかした」と回答した人が25%、「何も話さなかった」と回答した人が20%でした。

「話した」「離婚とは言わずはぐらかした」人を「子供に何かしら伝えた(説明した)人」としてまとめると、そのグループは80%に及び、同社は「ほとんどの人は離婚の際に子供に何かしらを伝えていたことがうかがえます」としています。

   ◇   ◇

【「話した」と回答した人は具体的にどう伝えたか】

「話した」と回答した人の中には、単刀直入に離婚の話をしたという人が特に目立ちましたが、下記のような方がいたそうです。

◇離婚理由をはっきり話した

▽50代女性
もう、あなた達の前でママが叩かれるのを見せるのが嫌だからママはパパと離婚するからね。

▽30代女性
本当に正直に、「ママとパパなバイバイするねん。離婚するな。」と話し、子供は当時小学一年生だったので泣きましたが、また正直に「ママな、パパ嫌いになってん。もう仲直りできひんねん。」と話していたら、何故サヨナラするかはわかりやすかったみたいで、現在は中学生ですが、普通に元夫の話を今の夫に話したりしています。包み隠さずきたので、再婚も上手くいきました。

▽40代男性
「お母さんと上手く行かなくて、それを(子どもの名前)くんに見せて悪いと思ったから別れたよ」と伝えました。

◇離婚理由は明確にせず、離婚することだけを伝えた

▽30代女性
元旦那の不倫が原因での離婚でしたが、不倫したことだけは言わずに、「お父さんがお母さんに嘘をついて、その嘘というのは結婚したら、家族になったら絶対ついてはいけない嘘なんだ。それでお母さんがどうしてもお父さんのことが許せなくて、お父さんのことが大嫌いになってしまって、もう一緒に暮らせなくなってしまったんだ。ごめんね。だからもうお母さんとお父さんは家族をやめるけど、あなたのお父さんは一生お父さんだけだから、これからもずっとお父さんの子供として、お母さんの子供として生きていっていいからね。お母さんがお父さんを嫌いでも、あなたはお父さんを嫌いになる必要はないんだよ。こういうふうになってしまったのは、お父さんとお母さんが悪いから、あなたは何もひとつも悪くないからね。巻き込んでしまってごめんね。」と、向かい合ってゆっくりはっきり伝えました。

▽40代女性
子供たちと外食に行き、そこで伝えました。「離婚することになったの。経済的にパパと暮らしていた方がいいと思うけどそこはあなた達にまかせます。でもママとはいつでも会えるから」と伝えました。

【「離婚とは言わずはぐらかした」と回答した人は具体的にどう伝えたか】

「離婚とは言わずはぐらかした」と回答した人の中には、下記の「どこか違う場所で暮らすことになると伝えた」パターンと「仕事が忙しいから会えないと伝えた」パターンが多くを占めていました。

◇どこか違う場所で暮らすことになると伝えた

▽40代女性
夫と別れて実家に帰ることにしたので、「おじいちゃん、おばあちゃんのところへ行こう」と伝えて家を出ました。

▽40代男性
少し遠くへ行く、暫くは会えない(と伝えた)。

◇仕事が忙しいから会えないと伝えた

▽30代男性
子供に『仕事がめちゃくちゃ忙しくて、遠い場所に飛行機で行っちゃったのよ』と伝えました。

▽30代女性
保育園などで違うお友達のパパを見たとき「なんでお父さんいないの?」と聞かれたので「お仕事に行ってるんだよ。」と伝えました。パパの記憶がない子どもは、そのことを気にする様子はありませんし、寂しいということもありません。

▽40代男性
お母さんは、遠いところで新しい仕事を始めるから、何年かは会えないかもと話した。

◇「離婚」という言葉を使わず、幼くてもわかる言葉で説明した

▽40代女性
まだ幼かったため、離婚という言葉を理解するまで時間がかかり、わかりやすい言葉に変えて伝えた

◇明確に離婚とは言わないが、なんとなく匂わせた

▽40代女性
パパとママは別々に暮らすことになるけど、どう思うかな、どっちと暮らしたい?この様に、率直には伝えずに、何となく匂わす感じにしました。

■離婚話は子供にどう伝えれば後悔しないのか?

子供に離婚の話を「話した」「離婚とは言わずはぐらかした」「何も話さなかった」と回答した100人に、それぞれその手段を取って後悔したかどうかを聞くと、下記のような結果となったといいます。

・「話した」ことを後悔している人は5.5%、後悔していない人が94.5%と、ほとんどすべての人が後悔していない結果。
・「離婚とは言わずはぐらかした」ことを後悔している人は40%、後悔していない人は60%と、後悔していない人がやや多い結果。
・「何も話さなかった」ことを後悔している人は10%、後悔していない人は90%で、ほとんどの人が後悔していない結果。

   ◇   ◇

【「後悔している」と回答した人】

◇子供が悲しんでいたから

▽30代女性(「話した」と回答)
パパとママがもう愛し合っていないなら、私のことも愛していないの?私が悪いの?と言われてしまった。娘のことは二人とも愛している、と伝えたがそれならどうしてお別れしないといけないの?やっぱり私が悪いの?と泣かれてしまった。

▽40代男性(「話した」と回答)
思ったより子供が悲しんだので、もっと上手い言い方があったのではないかと後悔しています。

◇正直に話した方が子供にとって良かったかもしれないと思うから

▽40代男性(「離婚とは言わずはぐらかした」と回答)
いずれ成長すれば、思い出して悩むと思うので。

▽40代女性(「離婚とは言わずはぐらかした」と回答)
子供が傷付かない様にと配慮したつもりだったのですが、今から考えると、正直に伝えた方が良かったのかなと思ってしまいます。

▽20代男性(「離婚とは言わずはぐらかした」と回答)
子供が小さいと思い特に話はしなかったが、子供が感づいて話を聞いてきた際にしっかりと話を伝えてあげることができず、子供に悪いことをしたと感じているから。

【「後悔していない」と回答した人】

◇子供にとっても離婚が納得できるような環境にあったから

▽20代女性(「話した」と回答)
普通に子供から見ても、そんなに良い父親でもなかったみたいで、私とか私の親にしか懐いておらず、あっちの義母他旦那含め、素っ気無い態度をとっており、話した際も辛いということも見受けられず、逆に以前よりかすっきりしている感じであったので、後悔するまでには至らず、逆にこの今の親子の関係、状況を逆手にとって楽しんでやろうと2人で今楽しんで生活をしている。

▽50代女性(「話した」と回答)
子供の前で浮気相手を膝枕したりしていたり、私に対してのDVが酷かった(から。)

◇嘘をついて信頼を失わずに済んだから

▽30代女性(「話した」と回答)
一度誤魔化したり、嘘をつくと、親子間で離婚の話がタブーになってしまうので、正直に言って良かったと今でも思います。

▽30代男性(「話した」と回答)
小学生の息子に対してしっかり離婚することを話しました。子供も馬鹿じゃないので、はぐらかされて不信感を持たれるより正直に話そうと思いました。後悔はしていません。

▽40代男性(「話した」と回答)
子供に対して嘘をつくのが一番いけないことだと思うので、正直に話して、後悔はしていないです。

◇いずれ分かることだったから

▽30代男性(「話した」と回答)
いずれは遅かれ早かれわかるし説明してもいいと判断した。

▽30代女性(「話した」と回答)
離婚当時は子供が3歳になったばかりだったので離婚のことを言っても分からないとは思いましたが、いずれ子供自身が他の家庭と違うことを考えると思ったので最初から伝えた。

◇子供に離婚について話しても理解できる年齢ではなかったから

▽40代女性(「離婚とは言わずはぐらかした」と回答)
子供がまだ小さく、離婚ということは理解できなかったし、子供が父親のことを怖がっていたので、父親と離れることに対して問題はないので、離婚という言葉をあえて使いませんでした。

▽30代女性(「離婚とは言わずはぐらかした」と回答)
まだ離婚がよくわからない年ごろだから。

▽50代女性(「何も話さなかった」と回答)
離婚した時、息子は2歳でしたので何も話はしていません。その後、年齢を重ねるに従って、徐々に話をするようにしました。息子が18歳になって、離婚に至る詳細を話しました。ある意味で息子の父親の悪口となってしまうため、その年齢になって、自分の気持ちを含めて伝えたことは後悔していません。

▽30代女性(「何も話さなかった」と回答)
離婚した時に子どもが小さかったので理解できないと思い、小学生になってから、離婚した事実を伝えました。

◇離婚しても変わらず大好きであることを子供に伝えているから

▽30代男性(「話した」と回答)
別れてもちゃんと会えるし大好きな事は、今でも伝えているので後悔していません。

■子供に「もっとこう伝えればよかった」と思うことは?

実際の経験を通して、「子供にもっとこう伝えればよかった」と思うことはあるかについても同社は調査しています。結果は下記のとおりです。

◇離婚の理由や離婚するメリットをもっとわかりやすく伝えればよかった

▽20代男性
パパとママが離婚するメリット、デメリットを、子供がわかりやすいように伝えればよかった。

▽30代男性
どうして一緒に住めないかを少しだけでも話してあげればよかったと思います。

◇徐々に離婚話を切り出していけばよかった

▽50代女性
蓄積したものがあったので、ゲリラ的に一気に事を進めたので、事前に話しておく必要があったかもしれません。

▽40代女性
子どもが不安を募らせる前に、段階的に話していった方が良かったと思う。急に離婚する話になった訳ではないため。

◇もっと子供が傷つかない言い方をすればよかった

▽30代男性
もっと気を遣って話をすべきだった。

▽30代男性
自分はあまり嘘や遠回しの話が苦手なのでずばり言ってしまったと思います。ショックを減らす話し方も出来たと思います。その点は少し反省しています。

▽40代男性
子供たちが離婚に関係していないということをはっきり言えばよかった。

▽20代男性
会いたいときはいつでも会えるよくらい言ったほうがよかったかと思いました。

◇配偶者の気持ちをもっと考えて伝えればよかった

▽30代男性
もっと妻のことを非難しなかったらよかったです。

▽30代男性
嫁の悪口ではないけど離婚の理由などは言わない方が良かったかなと後から後悔しました。

▽30代男性
もっと、配偶者の気持ちも合わせて伝えればよかったと思ったら。

◇子供の意見を聞けばよかった

▽40代女性
経済的な事を理由にパパと暮らした方がいいとは言ったけれども、ママが頑張って働くから一緒に暮らそうと言えば良かったと思いました。あなた達はどう思う?ときけばよかったと思いました。

   ◆   ◆   ◆

こういった調査をうけて、同社では下記のように分析しています。

・子供が小さい場合は離婚の話をせず、ある程度大人になってから話すという手段を取るのが、子供にとっても親にとっても負担が少ないかもしれない。

・離婚することを話すことにしたとしても、「あなた達は何も悪くない」「離婚をしてもママとはいつでも会えるよ」「離婚しても変わらず大好きだよ」と伝えてあげると、より子供を安心させることができるかもしれない。

・離婚について子供に伝えるときは、「離婚理由が配偶者の悪口になってしまっていないか」「子供が傷つかない言葉を選べているか」を一度冷静に考える必要がある。

同社は「『離婚の話を子供にどう伝えるか』は各家庭の親子の関係等によるところが大きいため、どんな伝え方が正しいのかは一概に言えませんが、『自分の気持ちが冷静になった状態で子供に伝えること』『子供に愛情があることをしっかり伝えること』は意識して伝えるようにしましょう」としています。

出典:カケコム「離婚の子供への伝え方3選と気をつけるべきことを解説」

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  • (結局離婚はしてない)両親には頻繁に「どっちに付いて行く?」なんて聞かれたけど、「施設が良い」なんて言えないから黙ってたよ��������
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