アングラなアート作品を集めた展覧会が渋谷パルコで開幕、空山基の巨大セクシーロボット新作を世界初公開

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2020年07月04日 02:02  Fashionsnap.com

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渋谷のギャラリー ナンヅカ(NANZUKA)のキュレーションによるグループ展覧会「GLOBAL POP UNDERGROUND」が7月4日から26日まで、渋谷パルコ4階の「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で開催される。6月3日の今日、開幕に先駆けて会場内部が公開された。

 昨年ニューヨークとロサンゼルスで開催した展覧会「Tokyo Pop Underground」のコンセプトを踏襲した同展は、日本におけるアートが大衆とともに発展してきたと仮定し、ラディカルなアンダーグラウンドカルチャーにフォーカスを当てた。Tokyo Pop Undergroundでは日本人アーティストのみの作品で構成したが、今回は佐伯敏郎や山口はるみ、空山基、田名網敬一を中心に捉えた文脈に通ずる国内外のアーティスト21人の32作品を展示。佐藤貢一のドローイングをはじめ、ハビア・カジェハ(Javier Calleja)の立体作品、ヨシロットン(YOSHIROTTEN)のデジタル作品など幅広いラインナップの作品を紹介している。7月11日からはパルコアート(PARCO ART)の公式サイトから会場の様子を3Dビューで鑑賞できるオンライン展示(参加無料)を実施。会期中、会場では各アーティストの書籍や作品集に加えて、佃弘樹やハビア・カジェハ(Javier Calleja)など6人の参加アーティストの作品をあしらったバックプリントTシャツ(各税込5500円)を購入することができる。
渋谷パルコ1階 スペイン坂広場に展示された空山基のセクシーロボット
 展覧会の開催に合わせて、1階スペイン坂広場では「ディオール(DIOR)」の2019年プレフォールコレクションのショーに登場し話題を集めた空山基による巨大なパブリックアート「セクシーロボット(Sexy Robot)」の新作を世界初公開。高さ約7mの作品で、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)が臨終の場で語ったとされる「もっと光を」からインスピレーションを得たポージングとなっている。プレスプレビューを訪れた空山は、渋谷パルコでの展示について「これだけ大きなサイズのセクシーロボットは見たことない人が多いだろう。披露できて嬉しく思う」とコメント。4階のPARCO MUSEUM TOKYOでは、セクシーロボットを4分の1のサイズで再現した限定100体のオブジェ(税込16万5000円)を抽選販売する。
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■GLOBAL POP UNDERGROUND 概要会場:PARCO MUSEUM TOKYO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4階会期:2020年7月4日(土)〜7月26日(日)開場時間:10:00〜21:00(※入場は閉場の30分前まで、最終日は18:00に閉場。新型コロナウイルスなど感染症拡大防止の観点から営業時間の変更や入場制限の可能性あり)参加アーティスト:クリスチャン・レックス・ヴァン・ミネン(Christian Rex van Minnen)、エリック・パーカー(Erik Parker)、空山基、ハロシ、山口はるみ、佃弘樹、ジェームス・ジャービス(James Jarvis)、ハビア・カジェハ(Javier Calleja)、ジョナサン・チャプリン(Jonathan Chapline)、ジョイス・ペンサート(Joyce Pensato)、キャサリン・バーンハート(Katherine Bernhardt)、梅沢和木、田名網敬一、佐藤貢一、谷口真人、森雅人、オリバー・ペイン、ピーター・ソール、トッド・ジェームス、佐伯俊男、ヨシロットン電話:03-6455-2697料金:一般500円/学生400円(※一般または学生1名につき、小学生以下2名まで入場無料)展覧会公式サイト
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