沖縄は伝統校、新鋭校に好素材が集結。身体能力の高さは全国屈指だ

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2020年07月04日 07:11  webスポルティーバ

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スポルティーバ厳選! 
高校野球 47都道府県の注目選手
沖縄編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校選手権大会」が中止となり、その替わりに、各都道県は独自の代替大会を行なうとしている。沖縄では県独自の代替大会「2020県高校野球夏季大会」が7月4日よりスタート。白熱の試合が期待される中、注目選手を紹介する。

 昨年夏の甲子園を経験した沖縄尚学のエース・永山蒼(そう)は、最速142キロを誇る右腕。昨年秋の九州大会以降フォームを修正して、比嘉公也(ひが・こうや)監督が求める「本物のストレート」の習得に励んできた。

 フォーム修正の際、スリークォーター気味に出ていた腕の振りをやや上に変えたところ、タテのスライダーのキレが大幅にアップ。狙って空振りが取れるようになった。秋以降は奪三振率の高さを買われリリーフ登板することが多いが、短いイニングを全力で投げるほうがより持ち味を発揮できているように映る。

 昨年は沖縄大会決勝で興南の宮城大弥(現・オリックス)と死闘を繰り広げるなど、経験も豊富。これからの成長が楽しみな選手だ。

 その永山のチームメイトで、昨夏は一塁手として甲子園に出場した島袋晧平は遊撃手として最後の夏を迎える。身体能力の高い選手だが、広角に打ち分ける打撃力、難しい打球でも確実にアウトにする守備力、そして走塁テクニックなど、あらゆる面で精度の高いプレーを披露する。

 このほかにも沖縄尚学には與谷友希(よたに・ゆうき)、崔哲瑋(さい・てつい)、久高塁ら強打者が揃っており、選手層の厚さは県内屈指だ。

 ここにきて評価を上げているのが、美里工の左腕・與古田美月(よこだ・みつき)。ストレートの最速は136キロながら、スライダー、チェンジアップのキレが抜群で、ブレーキの効いた大きなカーブも勝負球として使える。目標とするのは、同じモデルのグラブを使用するほど心酔している今永昇太(DeNA)。マウンドでの立ち居振る舞いも堂々としており、投球術に長けた投手だ。

 ほかにも制球力抜群の右腕・上間玲於(れお)、最速144キロをマークする大城稜真(りょうま)と楽しみな投手が多い。また、4番を打つ富島力斗は178センチ、90キロの体から力強い打球を連発し、逆方向にも長打が打てる左の強打者だ。

 ここ数年、平良拳太郎(DeNA)を筆頭に多くの有望選手を輩出している北山(ほくざん)。今年も183センチ、88キロの仲宗根アレキサンダー海吏という大型右腕が注目を集めている。米国人の父と日本人の母との間に生まれた仲宗根は、カーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球も大きな武器だが、最大の魅力は最速142キロのストレートだ。

「本気で投げたら前に飛ばされない。真っすぐは打たれたことがない」と豪語するほどで、勝負どころでのストレートは迫力満点。まだ荒削りな一面もあるが、とんでもない投手になる可能性を秘めていることは間違いない。

 興南の西里颯(そう)は2018年夏の甲子園に1年生レギュラーとして出場し、2試合通算8打数5安打と大活躍。現在もチームの顔として活躍を続けており、広角に打ち分ける柔軟なバットコントロールは秀逸で、遊撃手としての守備力も高い。また、投手としてマウンドに上がることもあり、140キロを超すストレートを投げる万能プレーヤーだ。

 復活の期待がかかる沖縄水産には、左の古波蔵悠悟(こはぐら・ゆうご)と右の石川愛斗の2枚看板がおり、ともにストレートは140キロを超す。古波蔵は打者としても非凡な才能を持ち、投打でチームをけん引する。

 昨年秋、九州地区の21世紀枠候補校に選ばれた本部(もとぶ)の184センチの長身右腕・川田莉空(りく)は、角度のあるストレートとタテのスライダー、カーブを駆使した「高低差ある投球」で相手打者を翻弄する。

 身体能力の高さなら八重山の西表夢叶(いりおもて・ゆうと)。100m走で県内最速の11秒74をマークし、遠投も108.24mを誇る俊足・強肩の外野手。

 今年の春、興南に勝利した日本ウェルネスにはパワー型投手の東恩納音(ひがしおんな・おと)、抜群の野球センスを持つ遊撃手の平良一葵、勝負強い平良光汰といった2年生に好素材の選手が集まっており、来年が楽しみだ。

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