福岡にドラ1候補の超大器。プロスカウトも「スケールが違う」と大絶賛

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2020年07月04日 07:31  webスポルティーバ

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スポルティーバ厳選! 
高校野球 47都道府県の注目選手
福岡編

  新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その替わりに、各都道県は独自の代替大会を行なうとしている。福岡では7月4日から県内4地区で開催する独自大会「がんばれ福岡2020」が始まる。白熱の試合が期待される中、注目選手を紹介する。

 ここへ来てスカウトたちの評価が急上昇しているのが、福岡大大濠の188センチ、93キロの大型右腕・山下舜平大(しゅんぺいた)だ。ストレートは最速153キロを誇り、なにより角度あるボールが最大の魅力である。一部のスカウトからは「スケール感が抜群。1位指名も十分にあり得る」という声も出ている。

 また別のスカウトは、山下についてこう語る。

「フォームのバランスがすばらしいうえ、リーチが長いので打者に近いポイントでリリースできる。おそらく打者は、球速表示以上に速く感じていると思います。九州地区では最上位の評価で間違いありません。軟式出身者ならではの伸びしろの大きさも魅力ですよね」

 もともと球種はストレートとカーブの2種類のみで、緩急を使ったピッチングが基本だった。そこに最近になって球速の出るパワーカーブが加わったことが、評価急上昇につながっているようだ。前出のスカウトは「カーブこそが山下の能力の高さを物語っている」と言い、こう続けた。

「最近はスライダーばかり投げたがる投手が増える一方で、リリースが難しいカーブを自在に操れる子が少なくなってきた。その点、山下はカーブを完全に自分のものにしている。カーブを投げられればストレートは速く感じるので、打者にとっては非常に厄介なんですよ。そういう意味では、山下くんは自分のよさを生かす投球ができている」

 昨年行なわれた招待試合では、大阪桐蔭を相手に5回を投げて5点を失ったが、12個の三振を奪って存在感を示した。気の早いスカウトは、「短いイニングを全力でいけるタイプ。リリーフの適性は高いと思います」と抑え投手としての可能性も示唆している。まだスタミナという点では課題はあるが、ボールの質、威力という部分では「九州ナンバーワン」だろう。

 この山下とともに福岡大大濠の主力として注目されているのが深浦幹也だ。中学時代はU−15の侍ジャパンに選ばれた実力者で、左腕から140キロを投げる好投手であり、広角に長打を打てる強打者でもある。将来的にどちらでもやっていけそうなポテンシャルを秘めているが、左腕としてあれだけのスピードボールを投げられるのは大きな武器だ。

 また、福岡大大濠には強肩、好守の遊撃手・山城航太郎もおり、選手のポテンシャルの高さは県内でも群を抜いている。

 昨年秋の九州大会に出場した福岡第一と福工大城東には、将来楽しみな大型捕手がいる。福岡第一の岸本暖(だん)は遠投120m、二塁送球1.8秒の強肩を誇り、バッティングも昨年秋の福岡大会で3本塁打を放つなど、打者としての能力も高い。

 福工大城東の誉田貴之も二塁送球1.8秒台の強肩で、捕手としての守備力も高く評価されている。バッティングについては成長の余地があるが、昨年秋の福岡大会準決勝で左中間に特大の一発を放ち、パンチ力をアピール。これからが楽しみな選手だ。

 完成度の高さでは、九州国際大付の酒井教平も県内上位の実力を誇る。140キロ台のストレートと球速差のある2種類のスライダーを使い分け、相手打者を翻弄する。

 その酒井とバッテリーを組む2年の井上堅心は、宮崎西部ボーイズ時代にNOMOジャパンの一員として世界と戦った実績を持つ。精度の高い送球はとても2年生とは思えないレベルにある。

 このほかにも、昨年夏の福岡大会で投打に活躍した193センチの長身右腕、小倉の吉川晴朝、昨年甲子園に出場した筑陽学園の大型遊撃手・中村敢晴(かんせい)、サイドスローから独特のクセ球でゴロアウトの山を築く宗像の中村浩輝、昨年秋の福岡大会で好投した八幡南の浜本建など、彼らが最後の夏にどんな活躍を見せてくれるのか注目だ。

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