“デ・ロッシ監督”誕生？　フィオレンティーナが指揮官候補にリストアップか

フィオレンティーナが、現役時代にローマなどで活躍した元イタリア代表のダニエレ・デ・ロッシ氏を新指揮官に招へいしようと考えているようだ。3日に、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』でレポーターを務める、イタリア人記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じた。

　現在36歳のデ・ロッシ氏は、2001−02シーズンにローマでプロデビュー。2019年に退団するまで、ローマの象徴的存在として君臨し続けた。同年にはボカ・ジュニアーズへと移籍し、今年1月に現役引退を表明している。

　現役引退後は指導者の道を目指しているデ・ロッシ氏だが、ディ・マルツィオ氏は“キャプテン・フューチャー（デ・ロッシ氏の愛称）”がフィオレンティーナで最初の指揮を執るのではないかと見ているようだ。父親のアルベルト・デ・ロッシ氏がローマのユースチームで指揮官を務めているため、その後を引き継ぐのではないかという見方がこれまでは有力だったが、現在フィレンツェの名門クラブは新しい指揮官を探している模様。ルチアーノ・スパレッティ氏が第一候補とも言われているが、スパレッティ氏が前所属先のインテルと2021年6月まで契約があり、給与面の問題が発生する点がネックになっている。そこで、デ・ロッシ氏の名前も指揮官候補にリストアップされたようだ。

　果たして、デ・ロッシ氏はいきなりトップカテゴリーで指揮官を務めることになるのだろうか。