子どもにマスク無理強いはダメ コロナ感染はまれでも熱中症リスクは大

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2020年07月05日 09:00  AERA dot.

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写真佐久総合病院佐久医療センター小児科医長 坂本昌彦さん/名古屋大学医学部卒。出前講座やアプリ、SNSを通じて子育て支援する「教えて!ドクター」プロジェクト責任者
佐久総合病院佐久医療センター小児科医長 坂本昌彦さん/名古屋大学医学部卒。出前講座やアプリ、SNSを通じて子育て支援する「教えて!ドクター」プロジェクト責任者
 大人だけでなく子どもの新型コロナ感染についても疑問は尽きない。夏場のマスクや遊びなどについて、子ども佐久総合病院佐久医療センター小児科医長の坂本昌彦さんが解説する。AERA2020年7月6日号から。

【チェック】マスク生活で陥りがち!気を付けたい12項目はこちら!

*  *  *
Q1:感染も熱中症も心配。でもずっとマスクは無理

坂本:2歳未満のマスクは危険。2歳以上も無理強いしないで

 子どもの感染を心配する親御さんは多いと思いますが、世界中の研究で子どもの感染は少ないこと、ほとんどが同居する家族からの感染で子ども同士の感染はまれであること、子どもの重症例は極めて少ないことがわかっています。北九州の小学校でクラスター発生がありましたが、例外的なものであり、過度に恐れる必要はありません。

 子どもは大人より熱中症にかかりやすく、マスクをしていると息苦しくなりやすいので、大人より基準を甘くする必要があります。特に2歳未満にマスクをさせるのはやめましょう。窒息したり、吐いたものが喉に詰まったりするリスクがあります。2歳以上でも体調不良を言葉で訴えられないことがあるので、無理強いは禁物。おしゃべりしない状況であれば、外してOKです。真面目な子は苦しくても我慢しがちですし、遊びに夢中になっていると体調変化に気づきません。大人から「つらくない? 苦しかったら外していいよ」と声をかけてください。

Q2:フェイスシールドをつけて遊ぶ時もディスタンス?

坂本:フェイスシールドは不要。距離を厳密にとるデメリットもある

 フェイスシールドは、感染者の飛沫(ひまつ)が顔にかかるリスクが高くない状況では、医療者も使いません。子どもが使うと転倒や熱中症のリスクがあり不要です。

 遊びは子どもの発達にとって欠かせない大切なもの。ソーシャルディスタンスのために遊びを犠牲にするデメリットも考えてください。子ども同士の感染リスクが低いことを考えれば、遊びを過度に制限するより、遊んだ後の手洗いを徹底した方がいいと思います。

 おもちゃや遊具など、小さな子がなめる可能性があるものは消毒しましょう。ただ、教科書など本に関してはアメリカ疾病対策センター(CDC)も毎回やる必要はないとしています。

 小学校以上であれば、共用するものをなめたりはしませんから、消毒は過度な負担にならない範囲で。むしろ手洗いを徹底しましょう。

Q3:病院での感染が心配。予防接種は少し先にしたい

坂本:予防接種は延期しないで

 新型コロナウイルス感染症より、子どもが重症化しやすい感染症があります。適切な時期に接種すればリスクを減らせます。

(編集部・石臥薫子、小長光哲郎)

※AERA 2020年7月6日号

■アエラでは、「新しい生活様式」を感染拡大防止の効果は維持しつつ、より合理的で続けやすい形にアップデートすることを試みました。発売中の「AERA 2020年7月6日増大号」では、4人の専門家に取材。27つの「新しい生活常識」を提案します。

このニュースに関するつぶやき

  • 病院は何処もマスクしなきゃ入れないから発達障害の子供を持つ親御さんは大変だよね。発達障害向けのマスクなんて何処も作ろうとも思ってないだろうし。感染は稀とかいう印象操作が怖い。
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  • もはや、マスクは「同調圧」の道具でしかない。感染防御目的て、目的に合ったマスクを正しく着けている人は大幅に減少している。
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    • コメント 0件

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