ロッテ・美馬、初の古巣戦は6回途中5失点…粘投も浅村に痛恨の3ラン被弾

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2020年07月05日 15:12  ベースボールキング

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ロッテ・美馬学
◆ 通算1000投球回達成も…

 ロッテの美馬学投手(33)は5日、敵地・楽天生命パークで行われている楽天戦に先発登板。昨季まで在籍していた古巣との対決は、6回途中5失点で降板となった。


 茨城の藤代高から中央大、社会人の東京ガスを経て、2010年のドラフト2位で楽天に入団。2013年には日本シリーズMVPに輝くなど、主に先発として9年間で51勝をマークしたが、オフにはFA権の行使を決断。節目のプロ10年目は新天地・ロッテで迎えることとなった。

 今季3度目のマウンドが古巣戦、それも長らくホームとして戦っていた楽天生命パークのマウンド。1点の援護をもらって挑んだ初回は一死から鈴木大地にセンターへの安打を許すと、さらに四球で一死一・二塁のピンチ。

 ここで4番の浅村栄斗は遊飛に仕留めるも、島内宏明には高めの速球を捕らえられてライトへの安打。それでも、二塁走者の本塁突入は右翼手レオニス・マーティンの好返球で阻止。本塁タッチアウトで初回を無失点で切り抜ける。

 2回も二死から四球で走者を出すも、好調のステフェン・ロメロを3球で空振り三振に斬るなど無失点。すんなりとは行かずとも、スコアボードにゼロを刻んでいく。


 しかし、3回は初回に続いて鈴木に安打を許すと、つづくジャバリ・ブラッシュには鋭く三塁線を破られてしまう。

 それも、転がった打球がフェンスと地面の間に「ピタッ」とハマり、クッションボールが跳ね返らず。慌てて角中勝也が拾いに行くも、そのロスもあって一塁から鈴木大地が一気にホームイン。美馬にとっては不運も絡んだ適時二塁打となり、1−1の同点となってしまった。

 その後も、走者は毎回背負う展開。4回は銀次に安打を許すも無失点で切り抜けたが、5回は安打2本で一死一・三塁から、浅村にフォークをすくい上げられ、舞い上がった打球は無人のレフトスタンドへ。痛恨の被弾で3失点、1−4と勝ち越しを許した。


 5回を投げ切ったところで試合が成立となり、この時点で「通算1000投球回」の記録達成。記念のボードを受け取り、チームメイトはもちろん、三塁側ベンチの“元同僚”からも拍手が送られたが、本人は被弾直後だけに、少し困惑したような苦笑い。

 6回もマウンドに向かうと、一死から太田光にストレートの四球。つづく辰己涼介のバントは自らの好フィールディングで二塁をアウトに仕留めたが、茂木にも四球を与えて二死一・二塁。

 ここで、この日2安打の鈴木の打球は一二塁間へのゴロ。これを中村奨吾がダイビングしながら捕球したが、一塁への送球が少し逸れて井上晴哉がこれをキャッチできず。記録は3本目の安打となり、ボールが転々とする間に二塁から走者が還ると、ここで井口資仁監督が投手交代を告げた。


 初の古巣戦は5回2/3を投げて109球、打者29人に対して被安打9、うち1本は浅村に浴びた3ランで、与四球が4つ、4奪三振で5失点。

 毎回走者を背負いながらも奮闘を見せていたが、最後は悔しい形での降板となってしまった。

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  • 能力が藤岡祐大<鈴木大地ということが未だにわからない馬鹿井口。4ね。
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