佐藤二朗は忘れない。息子の爆弾発言「おかあさんって、おけしょうしないと、おじさん」

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2020年07月05日 16:00  AERA dot.

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写真佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける。原作・脚本・監督の映画「はるヲうるひと」(主演・山田孝之)が近日公開予定
佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける。原作・脚本・監督の映画「はるヲうるひと」(主演・山田孝之)が近日公開予定
 個性派俳優・佐藤二朗さんが日々の生活や仕事で感じているジローイズムをお届けします。今回は、8歳になった息子が過去に口にした爆発的なオモシロ発言を振り返る。

【場面カット】「お、お父さん!」と水野美紀。佐藤二朗主演の「浦安鉄筋家族」

*  *  *
 はい。再び始まっております。ドラマ「浦安鉄筋家族」の撮影。3カ月近く、中断を余儀なくされておりましたが、スタッフ・キャスト再び結集して、日々撮影に勤しんでおります。もうしばし、放送の日をお待ち頂ければと思います。その時は、心の中は満面の笑みで、精いっぱいの「くだらねぇ」を皆さんにお届けするつもりです。

 さてさて。かつて爆発的なオモシロ発言をしていた息子も今では8歳になり、さすがに最近は昔のような宇宙的破壊的発言は少なくなりました。まあ当たり前といえば当たり前で、親としては無事に成長している喜びと安心が9割、ちょっとだけ寂しい気持ちが1割という感じです。ま、いつまでも宇宙的破壊的発言をされたら、こちらの身も持ちませんが。

 そんな訳で、かつての息子のトンデモ発言をちょっとだけ振り返ります。なんというか、備忘録代わりに。

「あしたのようちえん、たのしかったよ」

いきなり来ました。この時の息子は、一体どこの時空にいたんでしょう。

「うんちとシッコをたべたら〜おチンチン〜」

 定番です。もはやベタと言ってもいいでしょう。三役揃い踏みの贅沢発言。

「ウンコとおなじにおいはどれでしょう?(1)ウンコ(2)おしっこ(3)おとうさん」

 容赦なしです。父の人間の尊厳を踏みにじる発言。一時期このような三択クイズがブームだったようで他にはこんな発言も。

「おとうさんは、なんでしょう?(1)にんげん(2)おとこ(3)ぶさいく」

 いま思い出しても涙で眼前が霞みます。霞んだ景色と「全部、正解だよ」と力なく答えたことを覚えています。

 続いては、家族で蕎麦屋に行き、蕎麦はもちろん、だし巻き玉子や天ぷらなど色々食べて、レジでお勘定する時に店員さんの前で「何が一番美味しかった?」と聞いた時の発言。

「みず!」

 もうね、店員さんの前で子供に感想を聞くのはタブーと学びました。

「おかあさんって、おけしょうしないと、おじさんみたいなかおだね」

 まさに爆弾発言。なんなら爆弾。爆弾そのもの。佐藤家に突然投下された理不尽な爆弾。

 続いては、妻と息子の3人でババ抜きをして、無残にも3連敗した息子がわんわん泣きながら叫んだ発言。

「もう、ぼく、ちきゅう、でたい!」

 なんとも些細なことでスケールの大きいことを言い出したものです。最後にこんな発言を。

「しょうわいちねんに、きょうりゅう、いた?」

 いやはや。ウチの息子に限らず、ホント子供ってすごい発言をするものです。そんな息子は最近では「あつもり」で妙な魚を釣ったりしております。ま、今後も成長を見守りつつ、宇宙的破壊的発言でかつて僕と妻を大いに癒やしてくれたことの感謝は、なるべくずっと覚えていようと思っています。(文/佐藤二朗)

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  • 昔、職場(家族)でスキー旅行に行き、夕食後の団らんでお局様がみんなにババ抜きでもする?と聞いたらウチの幼い息子が「ババはあんたや!」���ä���超気まずかった(笑)
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