21歳オリックス山本由伸 大リーグ希望なら争奪戦へ

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2020年07月05日 16:00  AERA dot.

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写真今季の飛躍が楽しみなオリックスの山本由伸=代表撮影 (c)朝日新聞社
今季の飛躍が楽しみなオリックスの山本由伸=代表撮影 (c)朝日新聞社
 無観客試合の中、次元が違う球にベンチからどよめきの声が漏れるほどだった。オリックスの山本由伸投手(21)が6月21日の楽天戦(京セラドーム大阪)で今季初先発し、8回3安打無失点の快投で初勝利。直球、フォーク、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブと全ての球種が超一級品で、10奪三振と二塁すら踏ませない圧巻の投球だった。

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 映像で投球を見たメジャーのあるスカウトは言う。「球質を見れば、巨人の菅野(智之)より上。昨年より直球の質がさらに良くなっている。まだ高卒4年目だから、今後さらに良くなる。まだまだオリックスでプレーするだろうが、メジャーに興味があるなら争奪戦になるだろう」

 山本は2018年に4勝(2敗1セーブ)32ホールドとセットアッパーとして活躍。先発の柱だった金子弌大(日本ハム)、西勇輝(阪神)が退団した昨季は自身の希望がかなう形で先発に転向した。8勝6敗、防御率1.95。打線の援護に恵まれない登板が多く2桁勝利には届かなかったが、最優秀防御率のタイトルを獲得した。

 他球団の選手からの評価も高く、例年オフに共に自主トレを行っている大リーグ・レイズの筒香嘉智はDeNA在籍時の19年に球宴で対戦したい投手として、当時20歳だった山本の名を挙げている。

 昨年の国・地域別対抗戦「プレミア12」ではブルペンでの投球映像が話題に。捕手役を務めたロッテ・田村龍弘が「カットボール、エグい」「どえらい、山本」と称賛。ツーシームについても、「左投手のカットボールみたい」とその軌道に衝撃を受けていた。投球を見守っていた稲葉篤紀監督も「うなっとる」、ソフトバンクの捕手・甲斐拓也も「真っスラ、魔球やな」と驚きを口にしていた。

 そのプレミア12ではセットアッパーとして侍ジャパンの初優勝に貢献。守護神を務めた山崎康晃、昨年最多勝、最高勝率、最多奪三振の「投手3冠」に輝き、ポスティングシステムで大リーグ・ブルージェイズに移籍した山口俊より、メジャー関係者の間では山本の評価が高かった。

 宮崎・都城高から16年秋のドラフト4位で入団。ドラフト1位の藤平尚真(楽天)、寺島成輝(ヤクルト)、今井達也(西武)ら高卒同期と比べて注目度は高くなかった。4年の月日を経て立場は逆転し、球界ナンバーワン投手も狙える立場になった。怖いのは故障だけ。今年はさらに飛躍しそうだ。(牧忠則)

※週刊朝日  2020年7月10日号

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  • 山本由伸が怖いのは故障だけ。走れ走れとは言わんけど、身体の連動は常に意識を。
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  • 当面、オリックスで期待してますexclamation ��2東には行かないでexclamation
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