リバプール優勝の原動力。マネとサラーの規格外な攻撃のアイデア

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2020年07月06日 17:51  webスポルティーバ

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サッカーIQラボ
〜勝負を決めるワンプレー〜

Question
このあとマネとサラーはどのようにして突破したか?

 1989−90シーズン以来、30年ぶりにリバプールがリーグ優勝を果たした。プレミアリーグとなってからは初の栄冠である。

 今季のリバプールは圧倒的な王者だった。第27節まで無敗を貫き、2003−04シーズンのアーセナル以来の無敗優勝が期待されたが、惜しくもアウェーのワトフォード戦に敗れて偉業達成はならなかった。

 しかし、優勝を決めた31節の時点で、ホームでは16戦全勝、アウェーでも12勝2分1敗と文句のつけようのない成績で、7節を残して早々とリーグタイトルを決めた。

 32節終了時点で失点数はリーグ最少、総得点はリーグ2位、とにかく攻守に隙がなかった。タイトな守備からの超高速カウンターは、このチームの代名詞である。そのカウンターの鋭い刃となるのが前線のサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノの3トップだ。

 なかでもマネとサラーのスピードと突破力は、世界でも屈指の破壊力を有している。第21節のシェフィールド・ユナイテッド戦では、そのふたりのコンビネーションからゴールが生まれた。

 後半19分、マネが左サイドからボールを運び、中央にはサラーが走り込んでいる。このあとふたりはどう突破しただろうか?

Answer
サラーとのワンツーでマネが抜け出してシュート

 最初の場面を見た時、囲まれたマネから、周囲にスペースのあるサラーへのパスは想像しやすいだろう。実際、マネからサラーへパスは送られた。ただ、そのパスが足元にピタリと収まるようなパスではなかったことで、サラーの選択肢はかえって読みづらくなったかもしれない。

 グラウンダーのきれいなパスであれば、サラーはもしかしたらダイレクトで、あるいは目の前のDFをかわしてシュートを放っていただろう。それほど周囲にスペースがあった。しかしマネのパスは浮き球だったため、どんな選択肢にしてもまずは足元へのコントロールが必要だった。

 DFにとってはほんの少しだけ時間が生まれたが、それはかえってDF全員がサラーに意識を吸い寄せられる要因になったかもしれない。ジャック・オコネルはサラーに向かって詰めに行き、ほかのDFは帰陣したのだが、誰もマネを見ていなかった。

 そこで、浮き球をコントロールしたサラーは、ワンテンポずらしてオコネルとジョン・イーガンの間を通してスルーパス。すると、そのパスをまるで気配を消したように抜け出してきたマネが突いてシュート。一度ははじかれるが、マネが再度詰めてゴールを決めた。

 大きなパス交換からの珍しい形のワンツーになったが、相手の隙を突くマネのランニングとサラーの機転により、シェフィールド・Uの守備網を破ることができた見事なゴールになった。

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