「ジースター ロゥ」子会社が米連邦破産法申請、本国オランダや日本事業への影響はなし

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2020年07月06日 20:32  Fashionsnap.com

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G-Star RAW公式サイトより
オランダ発のデニムブランド「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」をアメリカで展開する子会社ジースター ロゥ リテイル(G-STAR RAW RETAIL)が、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。
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 同社は、新型コロナウイルスに伴うロックダウン (都市閉鎖)や「Black Lives Matter」運動によるデモの影響で店舗が長期の閉鎖を余儀なくされたことで、店舗の売上が大きく悪化し、店舗運営の維持が困難になった。一部メディアによると、債権者一覧表に記載されている最大の債権者はニューヨークのフィフスアベニュー475番地にある店舗の貸主で、債務額は42万6007ドル(1ドル107円換算で約4558万円)にのぼるという。なお、今回の経営破綻についてジースター・インターナショナルは「本国のオランダや日本を含む各国の現地法人には一切影響せず、これまで通りビジネスを継続していく」とコメントしている。
 アメリカでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「J.クルー(J.Crew)」を展開するJクルー・グループや高級百貨店「ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)」、小売企業JCペニー(J.C.Penney)などのファッション関連企業が倒産に追い込まれた。なお、ロサンゼルス発のデニムブランド「ラッキーブランド(Lucky Brand)」もジースター ロゥ リテイルと同日に、米連邦破産法11条の適用を申請したと報道されている。
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