「神のお告げ」パンデミックを終わらせるため、僧侶が生贄として男性を斬首(印)

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2020年07月06日 21:12  Techinsight Japan

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生贄として男性を斬首した僧侶(画像は『The Sun 2020年5月30日付「HUMAN SACRIFICE Hindu priest beheads man in human sacrifice at Indian temple in a bid to end coronavirus」(Credit: mediadrumimages / Shamantak Mani)』のスクリーンショット)
常人には考えられないことだが、殺人犯の中には犯行動機について「神からの啓示」があったと主張する者がいる。このほどインドの僧侶が夢で“神からのお告げ”を受けたとして、知り合いの男性を生贄のために斬首するという事件が起きた。『The Sun』『India Today』などが伝えている。

インドのオリッサ州カタック県で、ヒンドゥー教の僧侶であるサンサリ・オジャ(Sansari Ojha、72)が知人であるサロジ・クマール・プラダンさん(Saroj Kumar Pradhan、52)の頭部を持っていた斧で切断し、殺害したとして逮捕された。

事件が起きたのは今年5月27日の午前1時頃のこと、サンサリは自分が仕えていた寺院の境内でサロジさんと大麻を吸っていたようだ。2人は「神へ捧げる生贄」について議論を交わし、その後サンサリは持っていた斧で犯行に及んだ。

事件に対応したアシュシュ・クマール・シン巡査(Ashish Kumar Singh)は「サンサリは逮捕時、精神的に不安定な状態に見えた」と話している。

警察の取り調べに対してサンサリは自分が殺害したことを素直に認めたが、殺害動機について「神の心を鎮めるために生贄を捧げた」と供述していることが分かった。

『The Sun』によると、サンサリは「夢の中で女神から『世界中に蔓延しているパンデミックを終わらせるために神に人間の生贄を捧げるように』とお告げを受けた」と話しており、サロジさんを生贄のために殺害したと主張している。

しかし地元住民からの証言によれば、2人は村にあるマンゴー果樹園について度々争いを繰り返していたようだ。また寺院の樹木を手入れしていたサロジさんは、サンサリと部屋を共有して暮らしていたことも判明した。これらの情報も含めて警察では引き続き捜査を進めているとのことだ。

今回の残忍な事件に対して、社会活動家のサティヤ・プラカーシュ・パティ氏(Satya Prakash Pati)は「この21世紀の時代に、まだこんな野蛮なことをする人間がいるとは本当に信じがたい。私達はこの事件が有罪となるよう強く要求します」と怒りを露わにしている。

画像は『The Sun 2020年5月30日付「HUMAN SACRIFICE Hindu priest beheads man in human sacrifice at Indian temple in a bid to end coronavirus」(Credit: mediadrumimages / Shamantak Mani)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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