有森裕子 東京五輪延期に「スポーツは、ちゃんとした社会のもとで成り立っている」

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2020年07月08日 06:50  TOKYO FM +

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写真有森裕子 東京五輪延期に「スポーツは、ちゃんとした社会のもとで成り立っている」
有森裕子 東京五輪延期に「スポーツは、ちゃんとした社会のもとで成り立っている」
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。6月24日(水)からスタートした新コーナー「JOGLIS×スカロケ アスリート・レッスンsupported by リポビタンJELLY」(毎月第4水曜放送)のゲストは、オリンピック・女子マラソン2大会連続メダリスト・有森裕子さん。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった「東京オリンピック」について伺いました。


(左から)マンボウやしろ、有森裕子さん、浜崎美保



新コーナー「JOGLIS×スカロケ アスリート・レッスンsupported by リポビタンJELLY」では、コロナ禍でのスポーツの在り方、リモートやオンラインでのスポーツの新しい見方・楽しみ方、延期された東京オリンピックについて……など、今の時代ならではの“スポーツの気になる話”を伺っていきます。

この日のゲストは、“レジェンド・ランナー”有森裕子さん。大学卒業後にリクルートへ入社。1992年バルセロナオリンピック女子マラソンでは銀メダル、1996年アトランタオリンピック女子マラソンでは銅メダルを獲得。日本の女子陸上競技選手初の「2大会連続メダリスト」となりました。

*  *  *

◆安心安全にできることが大事
やしろ:2020年に開催予定されていた東京オリンピック。延期のニュースを聞いたとき、率直にどのように思われました?

有森:いま私は選手ではないので、現役の選手の方からすると、“その言い方は……”と思われるかもしれませんが、日本だけではなく世界中でこのような状況ですので、まずは“仕方がないかな”と思いました。オリンピックは基本的に平和の祭典ですし、安心安全にできることが大事です。そう考えたときに、今のこの状況で延期になるのは、やはり仕方がないかなと思いましたし、受け入れるべきだろうなとは思いました。

私たちのスポーツというのは、ちゃんとした社会のもとで成り立っているので、そこが落ち着かないのにスポーツの現場だけのことを考えて“(オリンピックは開催することに)価値があるものだ”と言い続けるのは、ちょっと違う主張かなと思います。私自身は、社会的にも今回のこのような判断を見せていくことは大事だったかなと思います。

◆目指す場所が見えないことが苦しい
やしろ:マラソンをはじめ、さまざまな競技のアスリートの方々と交流があると思います。現状はどのような感じですか?

有森:競技によってさまざまで、いま置かれている環境・状況は本当に違います。いまだに選考を終えていない競技もあります。

マラソンがよかったのは、新型コロナウイルスとは関係なく、選考手法を変えていたことです。「MJC」(マラソングランドチャンピオンシップ:2020年東京オリンピックのマラソンにおいてメダルを獲得するため、これまでの実績と課題を基に、オリンピックに向けた強化とリンクした新たな選考方法)で選ばれていました。

(マラソンに関しては)それなりに落ち着いて準備はしていると思うのですが、まだ落ち着かない状況で練習をせざるを得ません。(IOC(国際オリンピック委員会)がオリンピック開催可否を判断すると言われている)今年の10月まで、まだどうなるかわからない混沌とした状況のなかで、選考のタイミングに不安を抱きながらトレーニングを積んでいる人たちは、私たちが思っている以上にいると思います。本当に大変だと思います。

やしろ:競技によって、ピークを維持し続ける難易度は変わってくると思いますし。

有森:そうですね。私が思うには、ピークを維持しようとは思わず、落ちてもいい。そのあとで、ちゃんと(目指す場所に)上がればいいと思うんです。でも、その場所が見えないことが苦しいんです。

やしろ:季節などにより調整の仕方も変わってくると。

有森:そうですね、あとは、本当に来年開催されるのか、10月にそれが決まるのか……とかですね。そこがすごく大変だと思います。

やしろ:代表が決まっていない競技に関しては、選考会がいつおこなわれるかにもよりますしね。

有森:そうですね。あとは、年齢制限がある競技ですね。“今年開催されたら選ばれたのに……”という人もいるので、本当にいろんな角度から対策を講じないと大変な現場はまだあると思います。

やしろ:東京オリンピックに期待することは?

有森:東京オリンピックをやるからには、東京のみならず、関わる人が元気になる大会であってほしいと思います。オリンピックをきっかけに、何か明るく栄えたり、育まれるものが生まれなければ、やはりスポーツ・オリンピックをやる意味はないと思うので、そういう大会であってほしい。もちろん、日本選手の活躍(への期待)はありますけど、それ以上に関わるすべての人が「やっぱりやってよかったね!」という大会になってほしいなと思います。

*  *  *

◆有森さんへの質問コーナーも! オンラインイベント開催


(左から)JOGLISスタッフ、有森裕子さん



この日の放送後、東京・半蔵門にあるランニングステーション「JOGLIS(ジョグリス)」と番組がコラボしたオンラインイベント「JOGLIS×スカロケ アスリート・レッスンSupported by リポビタンJELLY」を開催。ゲストには引き続き有森さんをお迎えして、ランニングに関するスペシャルトークや、ランナーにオススメのトレーニング&ストレッチ方法などを伺いました。

8月以降もアスリートの方による番組コラボイベントを開催予定です。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜〜木曜17:00〜19:48
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/sky/
番組公式Twitter:@Skyrocket_Co
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